Microsoftのバーコード「Microsoft Tag」が20億以上印刷されたと発表
Microsoftが、カラーの2次元バーコード「Microsoft Tag」の普及ぶりをアピールしている。
米Microsoftは10月26日(現地時間)、5月に正式版をリリースしたバーコードツール「Microsoft Tag」で生成されたコードが10億個以上印刷されたと発表した。2009年1月のβ版リリースからの累計では20億個以上になるという。
Microsoft TagはQRコードのような2次元バーコード。一般的なモノクロのQRコードと異なり、ブランドロゴなどをカラーで織り込むことができる。Windows Liveアカウントで同サービスのWebサイトにログインすれば無料で利用できる。Tagに書き込める情報は、テキストや画像、Webサイトへのリンクなど。名刺やポスター、雑誌、製品パッケージなどに印刷して使用するのが一般的だ。現在、Windows Mobile、iPhone、Symbian、BlackBerry、Android、J2ME向けのタグリーダーが提供されている。
Microsoftは、スマートフォンの急速な普及により、Microsoft Tagは企業にとって有力なマーケティングツールになりつつあるとしている。モバイル向け広告キャンペーンを手掛ける米Nellymoserの調査によると、Microsoft Tagは広告やコンテンツ内にバーコードを印刷している100誌以上の雑誌の80%以上で採用されているという。
Microsoftによると、キヤノン、米Kellogg、米Proctor & Gamble、出版大手の米Simon & Schuster、Toyota Motor Sales U.S.A.などさまざまな業界の企業がMicrosoft Tagを採用している。
バーコード関連サービスとしては、米Googleが地域ビジネス向けサービスGoogle PlacesでQRコードを提供しているほか、URL短縮サービスの「goo.gl」にQRコードを自動生成できる機能を追加している。
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