日本シー・エー・ディー、商用DHCPサーバソフトウェアのIPv6版「ProDHCPv6」を発売
数百万ユーザー規模に対応するDHCPv6環境を、短期間・低コストで構築する。
日本シー・エー・ディーは11月15日、商用DHCPサーバソフトウェア「ProDHCP」(プロディーエイチシーピー)のIPv6版、「ProDHCPv6」(プロディーエイチシーピー・ブイシックス)の販売を開始したと発表した。同日より受注を開始し、12月1日より出荷を開始する。
現在のインターネットはその多くがIPv4で構築されているが、2011年ないし2012年には未分配のIPv4アドレスの在庫がなくなると予測されており、次世代のインターネット規格であるIPv6へ移行することが一番有効な解決策であると考えられている。
ProDHCPv6は、通信キャリアやインターネット接続事業者がIPv6接続サービスを提供するにあたり、サービス利用者へIPv6アドレス/プレフィックスを配布する機能を提供する商用DHCサーバソフトウェアである。通信事業者での商用利用を想定して設計・開発されており、パフォーマンスや信頼性はもとより、運用をサポートする豊富な機能も備えており、低コストかつ短期間でDHCPv6環境を構築することができる。シリーズ製品は公衆無線LANやIP電話サービスなどに採用され、ミッションクリティカルなシステムを支えている。
ライセンス価格は、10万ノード/80万円(税込み)から。日本シー・エー・ディーおよび代理店での販売に加え、システムインテグレーターなどのビジネスパートナーへのOEM供給も計画しており、年間100ライセンスの販売を目標としている。また、導入を検討している企業を対象に、製品の評価版を無償で貸し出すサービスを実施している。
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