SAP、クラウドベースのコラボレーションツール「StreamWork」をGoogle Appsに統合
Google AppsのアカウントでSAPのコラボレーション・意思決定ツールの「StreamWork」を利用できるようになった。BlackBerry向けアプリと、セキュリティを強化したエンタープライズ版も発表。
独SAPは12月6日(現地時間)、クラウドベースのコラボレーション・意思決定ツール「StreamWork」を、米Googleのオンラインアプリストア「Google Apps Marketplace」で提供開始したと発表した。現在約3000万人のGoogle Appsユーザーは、StreamWorkにGoogleアカウントでログインして利用できる。
StreamWorkはSAPが3月に企業向けに提供を開始したコラボレーションツール。1つのページを複数のメンバーで共有・編集できる機能などがあることから、発表当初「Google Waveのエンタープライズ版」などと評された。米CiscoのWebEX、米MicrosoftのOutlook、GoogleのGmail、米EvernoteのEvernoteとシームレスに連係する。今回アプリストアで提供するのは、無料のBasic Editionと、1人当たり月額9ドルのProfessional Editionの2エディション。
SAPはまた、BlackBerry版StreamWorkアプリを同社のアプリストア「SAP Service Marketplace」でリリースすることも発表した。iPhone版とAndroid版も開発中という。
さらに、セキュリティを強化したEnterprise Editionも発表した。同エディションは、SAPがホスティングするクラウドで稼働する仮想アプライアンスで、米NovellのSUSE Linux Enterprise ServerおよびSUSE Appliance Toolkitで構築されている。セキュリティの強化のほか、1人当たりのストレージ容量や公開できるアクティビティの件数がProfessional Editionの倍で、価格は1人当たり年額192ドルから。
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