Google、Chrome OS搭載Netbookを初公開 Chrome Web Store立ち上げ
GoogleがChrome OS搭載Netbookのプロトタイプを発表した。米国で申し込みベースのパイロットプログラムを開始する。製品は2011年前半に、AcerとSamsungから発売される見込みだ。
米Googleは12月7日(現地時間)、Chrome OS搭載Netbookのプロトタイプを公開した。米国の開発者、個人、企業を対象としたパイロットプログラムへの申し込み受け付けが同日スタートした。製品版は2011年前半に、まず台湾のAcerと韓国のSamsungから発売される見込み。
パイロットプログラム用のNetboookはテスト専用に作られたもので、ノーブランドでロゴなども付いていない。ディスプレイは12.1インチでフルサイズのキーボードとタッチパッドを備える。バッテリー駆動時間は約8時間で、待機モードでは8日間もつという。Wi-Fiと、Verizon Networkの3Gでネットワークに接続できる。Verizonの3Gネットワークは毎月100Mバイトまで無料の2年間のデータプランでの利用になる。
Googleは、2009年7月にオープンソースのChrome OSを発表した。同OS搭載のNetbookは2010年後半に発売する計画だった。同OSはWebへの接続を前提としており、数秒で起動してWebに接続する。すべてのアプリ、文書、設定はクラウドに保存する。同社のWebブラウザ「Google Chrome」をベースにしており、軽量、高速、安全を特徴としている。
Googleは同日、Webアプリ向けアプリストア「Chrome Web Store」も発表した。米国のユーザーは同日から利用できる(日本からも無料アプリはダウンロードできるようだ)。
同ストアはChromeユーザーが有料・無料のWebアプリや拡張機能を検索・ダウンロードするのをサポートする目的で立ち上げたという。既に多数の企業や開発者がアプリ、拡張機能、ゲーム、テーマを登録している。同ストアからダウンロードしたアプリは、Chromeの「新しいタブ」に表示され、そこから起動できる。
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