Microsoft Dynamics CRM Onlineの正式版リリース オンプレミス版は2月28日
Microsoftが顧客関係管理製品のクラウド版を、オンプレミス版に先立って公開した。ライバルsalesforce.comとOracleからの移行顧客にはユーザー当たり200ドルを提供するキャンペーンも実施する。
米Microsoftは1月17日(現地時間)、CRM(顧客関係管理)製品「Microsoft Dynamics CRM 2011」のクラウド版「Microsoft Dynamics CRM Online」をリリースしたと発表した。日本を含む世界40市場で41カ国版がMicrosoft Dynamics CRMのサイトで公開されている。オンプレミス(自社設置)版およびパートナーホスティング版は2月28日にリリースの予定だ。
価格は特別プロモーション価格が設定されており、6月30日までにサインアップすれば、1ユーザー当たり月額34ドル(日本では3601円)で12カ月利用できる(通常価格は月額44ドル)。また、30日間の無料トライアル版も用意されている。
ユーザーはWindows Liveのアカウントでアクセスし、営業支援、顧客サービス、マーケティングなどの機能を利用できる。ユーザー当たり5Gバイトのストレージが利用でき、SLAは99.9%の稼働率を保証している。
Microsoft Dynamics CRM Onlineは、米salesforce.comの一連のCRM製品や米Oracleの「Oracle CRM On Demand」と競合する。Microsoftは6月30日まで、両社製品からDynamics CRM Onlineに切り替える顧客に対し、ユーザー当たり200ドルを提供するキャンペーンを実施する。
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