salesforce.com、タスク管理のManymoonを買収、TwitterクライアントのSeesmicに出資
salesforce.comが「Chatter」強化を狙い、タスク管理ツールを提供するManymoonを買収した。また、最近企業市場にシフトしつつあるSeesmicにソフトバンクのグループ企業と共に400万ドル出資した。
米salesforce.comがクラウドベースのタスク管理ツールを提供する米Manymoonを買収した。Manymoonが2月1日(現地時間)、公式ブログで明らかにした。買収総額などの詳細は公表されていない。
Manymoonは2009年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。クラウドベースのソーシャルなプロダクティビティツールをGoogle Apps Marketplace、LinkedIn、Google Chrome Web Storeで無料で提供しており、5万以上の企業が利用している。
Manymoonはsalesforce.com傘下の独立企業として存続し、サービス提供形態などに変更はないという。salesforce.comに加わることで、顧客への新機能提供をスピードアップできるとしている。
また同日、Web版のTwitterクライアントを提供する米Seesmicがsalesforce.comから出資を受けたと発表した。salesforce.comとソフトバンクのグループ企業が合計400万ドル出資した。
Seesmicが企業向けに提供している「Seesmic Desktop」は、顧客企業に関するツイートやFacebookでのコメントを一元管理できるダッシュボードツールで、ユーザーはそうしたコメントにSeesmic Desktopから対応できる。同ツールは米AppleのiPhone、Mac、Android端末、米MicrosoftのWindows搭載PC、Windows Phone 7端末、カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerryに対応する。
salesforce.comとSeesmicは約半年前から同ツールとコラボレーションツール「Salesforce Chatter」の統合を進めている。
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