米Grouponは6月2日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に株式上場の申請文書を提出した。公開価格や上場先などの詳細はまだ確定していないが、最大で7億5000万ドルを調達する計画。
Grouponは、2008年11月創業のクーポン共同購入サービス最大手。SEC提出文書によると、現在のサービス加入者数は8300万人で提供国は43カ国。累計で7000万件のクーポンを販売している。従業員数は7000人以上。2010年の業績は、売上高が前年比224%増の7億1300万ドル、純損益は4億5600万ドルの赤字だった。2009年の純損益は690万ドル。
幹事会社はMorgan StanleyとGoldman Sachs。
同社は2011年1月には9億5000万ドルの増資を行っている。オンラインクーポン市場では同社が最大手ではあるが、この市場には、かつてGrouponが買収提案を拒否したといわれる米Googleや米Facebookなどが参入し始めている。Googleは1日に「Google Offers」を米国でスタートした。
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