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シマンテック、メールデータ自動分類機能など追加のアーカイブソフトを発売
シマンテックの「Symantec Enterprise Vault 10」は、従来のアーカイブ機能に加え、新たにメールデータ自動分類機能などを追加した。
シマンテックは8月8日、電子メールとコンテンツのアーカイブソフト「Symantec Enterprise Vault 10」を8月11日に発売すると発表した。
同ソフトは、Microsoft Exchangeの電子メール、ファイル、SharePoint、インスタントメッセージ(IM)などのデータをアーカイブし、企業内で検索しやすくするソフト「Symantec Enterprise Vault」の新バージョン。新製品では全メールデータやメタデータを分析・自動分類し、適切なアーカイブと保存ポリシーを適用する機能をオプション提供する。分類機能はフィルタとしても利用できるため、eディスカバリー(民事訴訟での電子的な情報の開示制度)のために行う検索やレビューなどの作業を効率化するという。また、ソーシャルメディア上のやり取りをアーカイブできる機能も追加した。
また新製品では、64ビットインデックス処理エンジンの搭載により、従来製品と比べて最大6倍の検索スピードの高速化を実現したという。
参考価格は、「Enterprise Vault E-Discovery Suite Standard Edition」を1000人のライセンスで使用する場合約1000万円(税別)。保守費用は別途かかる。
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