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富士通、業務システムを統廃合し「スリム化」する新サービス
富士通は、業務システムのクラウド移行サービスの一環として、新たに業務システムの統廃合などを行うサービスを開始する。
富士通は8月11日、クラウド基盤上に移行した業務アプリケーションやデータベースなどを「スリム化」するサービスを開始した。業務システムの稼働状況を分析し、利用頻度の低い画面や帳票、類似しているデータベース、システム間インタフェースなどを統廃合することで、システムメンテナンスの簡素化などを実現するという。
同サービスは、富士通が従来から提供している業務システムのクラウド移行サービス「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」の一環として提供される。富士通によると、ユーザーは同サービスの利用で「段階的なクラウド活用やシステムの再構築、パッケージの適用など、既存システムの最適化を実現」できるとしている。
また富士通が事前に同サービスの社内実践を行った際には、アプリケーション数を約8割、帳簿数を約6割削減したという。
参考価格は、3メガステップのアプリケーションをスリム化する場合で500万円から。
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