ニュース
トヨタ、国内外の社員20万人のコミュニケーション基盤をMS製品で統一へ:導入事例
国内外の社員約20万人のコミュニケーション基盤を、2014年までにマイクロソフト製品で統一する。
トヨタ自動車は、国内外の社員約20万人のコミュニケーション基盤をマイクロソフト製品で統一する。日本マイクロソフトが10月2日に発表した。
新システムでは、ユーザー認証などの共通基盤として「Windows Server」、メールとスケジュール管理システムとして「Exchange Server」、情報共有と検索システムとして「SharePoint Server」、リアルタイムコミュニケーション基盤として「Lync Server」、クライアント管理システムとして「System Center」を採用。2014年までにグローバル約20万ユーザーへの展開を目指す。
両社は昨年4月にテレマティクス(自動車向け情報通信)用プラットフォームの構築で提携。それ以来、マイクロソフトはトヨタ社内のITシステムの構築も手がけてきた。今年6月には「グローバルライセンスアグリーメント」を締結し、トヨタはマイクロソフトの各種サーバ製品やOS、オフィス製品などを優位的に利用できるようになったという。
既に北米トヨタ自動車販売などの関連会社では、クラウド型のオフィススイート「Office 365」を先行導入し、通常版とは異なる専用環境で今年6月から利用している。
また今年8月には、国内のトヨタ本体でもマイクロソフト製品を導入。現在はオンプレミス方式とプライベートクラウド方式の2つで運用している。2013年前半にはこれら2つの環境を連携させて“ハイブリッド環境”を構築するという。
関連記事
- Microsoftとトヨタ、テレマティクスとスマートグリッドで提携
Windows Azure Platformを利用したグローバルなテレマティクスサービスを構築し、2012年にはMicrosoftの情報端末を搭載した電気自動車、ハイブリッド車を発売する計画だ。 - KDDI、社員1万3000人のコミュニケーション基盤を刷新
複数のマイクロソフト製品を組み合わせ、メールやWeb会議、社内SNSなど、さまざまなシステムを統合的に利用できる環境を整備したという。 - 富士通グループ、全社員17万人のコミュニケーション基盤をクラウドで刷新
メールやスケジュール管理、Web会議などのツールをプライベートクラウド上で統一することで、全社的なノウハウの共有やコミュニケーションの活性化、出張費用の抑制などを見込む。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.