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スマートシティ関連IT市場は2桁成長が続く――IDC予測

スマートシティに関連するIT支出額は2011〜2016年に年率19.9%で拡大し、2016年には7219億円規模になるとIDC Japanが予測している。

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 IT調査会社のIDC Japanは11月26日、スマートシティに関連するIT市場予測を発表した。2016年にはハードウェア、ソフトウェア、ITサービスなどへの支出額が7219億円に達すると見込んでいる。

 同社では、エネルギー、水資源、通信、交通などを垂直統合して、効率的かつ持続的な都市のあり方を実現する概念をスマートシティと定義。これに関連するIT支出額は、2011年が2912億円、2012年は3399億円、2016年には7219億円へ拡大し、2011年〜2016年の年間平均成長率は19.9%になると予測している。

 短期的には東日本大震災の教訓を踏まえ、クラウド型データセンターやモバイル端末、SNSなどを使った防災ICT基盤やスマートシティの整備が進むとみる。中長期的にはインターネットを通じて各家庭や企業の電力消費を制御するスマートグリッドや、大量データの解析技術への需要が高まると見込む。

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国内スマートシティ関連IT市場投資額 予測:2011〜2016年(出典:IDC Japan)

 産業分野別でみると、支出額が最も大きいのは組み立て製造で、運輸/運輸サービス、官公庁/自治体、公共/交易、プロセス製造と続くという。

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