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世界で通用する日本人を輩出する組織に SAPジャパン・安斎社長2013年新春特集 「負けない力」(3/3 ページ)

アジア太平洋地域の中で大きな売り上げ貢献を果たしているSAPジャパンだが、さらなる飛躍のためにはグローバル人材の育成が不可欠だという。

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一瞬一瞬に全力でぶつかる

――安斎社長自身について伺います。安斎社長の経営者やリーダーとしての強みはずばり何でしょうか。

 こうありたいなと常に心掛けているのは、一瞬一瞬を大事にして、それに100%の力で取り組むということを継続することです。たとえ些細なことであっても、いま自分が持っているリソースを最大限投入するように努力しています。

「幼少時代には相撲取りになることを夢見ていた」と語る安斎社長
「幼少時代には相撲取りになることを夢見ていた」と語る安斎社長

 もう1つは、“パッション”です。どんなビジネスでも最後は人と人とのかかわり合いなので、思いややる気、根気が大切だと考えています。やる気があれば、100点は取れなくても80点は取れます。あらゆることにパッションを持って向かっていく。そうしたことを社員にも求めています。

――特技や趣味などで誰にも負けないものはありますか。

 スポーツ観戦が好きで、特に相撲の知識は負けないという自信があります。幼少のころ、相撲取りに憧れたのがきっかけで興味を持ち、中学生の自由研究発表では相撲の歴史を20分ほどとうとうと語りました。相撲部屋の系譜や不知火型と雲竜型と違い、なぜ四股を踏むのかといった相撲の基本など、中学生としては中身の濃い発表をしたほどです。

 相撲の魅力は、一瞬の隙で勝負が決まることです。心の動き次第で勝ち負けが決まります。また、小さい者が大きい者に勝てるという意外性も気に入っています。

 相撲は粋なところがあります。1日1番、1年で90番しか取らないし、負けても余計なことは言わないという潔さがあります。そうした勝負師のような姿を見て、子どものころに憧れたのです。

 その一瞬にかけて何かをするということに魅力を感じます。オリンピックも4年に1度だからいい。その瞬間にかけているから、選手たちの気持ちが伝わってくるのです。

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