TwitterのドーシーCEO、幹部4人の退社をツイートで発表
Twitterの“リーダーシップチーム”10人中4人が退社すると、ジャック・ドーシーCEOがツイートで発表した。後継者はまだ決まっておらず、COOとCTOが暫定的にカバーする。
「本当は今週ちゃんと従業員に説明したかったんだけど、(不正確な報道を)正しておきたくて」──。米Twitterのジャック・ドーシーCEOは1月25日午前0時(現地時間)、こうツイートし、そのツイートに4人の幹部が退社したことを説明するテキストの画像を添付した。
これは、米re/codeがTwitterのグローバルメディア担当副社長のケイティ・ジェイコブス・スタントン氏と製品担当上級副社長のケビン・ウェイル氏が退社すると報じたことを受けたもの。
ドーシー氏はこの2人に加え、エンジニアリング担当上級副社長のアレックス・ロエッター氏と人事担当副社長のブライアン・スキッパー氏も退社することを明らかにした。
いずれも解雇ではなく「Twitterを去ることを選んだ」としている。
Twitterが「リーダシップチーム」としている10人中4人が退社する。
ドーシー氏はテキストで、4人それぞれのTwitterでの功績をねぎらい、感謝の言葉を述べている。
4人の後継者はまだ発表されていない。アダム・ベインCOO(最高執行責任者)とアダム・メッシンガーCTO(最高技術責任者)が4人の仕事を暫定的に引き継ぐ。ドーシー氏は、メッシンガー氏は「開発のまとめ方についての非常にしっかりしたセンスを持っているので、従来より迅速に、より強力な製品やサービスをリリースしていける。それに、私自身も彼と日夜協力していく」と語った。
TwitterのMAU(月間アクティブユーザー数)は株式公開以来伸び悩んでおり、株価も低迷している。同社の第4四半期の業績発表は2月10日の予定だ。
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