ニュース
Volkswagen、Uber競合のGettに3億ドル出資
Volkswagen Groupが、主に欧州で急成長中の配車サービス、イスラエルGettに3億ドルを出資すると発表した。
独Volkswagen Groupは5月24日(現地時間)、イスラエルの配車サービス企業Gett(旧Get Taxi)に3億ドル出資すると発表した。オンデマンド移動サービスの開発と市場拡大で協力していく。
Gettは2010年創業のテルアビブに拠点を置く非公開の配車サービス企業。主に欧州で急成長中で、ロンドン、ニューヨーク、モスクワを含む60都市でサービスを提供している。ロンドンではブラックキャブの半数がGettアプリに対応しているという。
Volkswagenは、配車市場は今後大きく成長するとみており、2025年までには関連する新しいビジネスモデルから相当額の売り上げが見込めるとしている。
スマートフォンアプリで車を呼び出す配車サービスの需要は伸びており、米Uber、米Lyftなどが先行している。トヨタがUberへの出資を発表した他、LyftにはGMや楽天が出資している。
関連記事
- トヨタ、Uberとの協業を発表 ドライバーへの車両リースなどで
GMのLyft出資、AppleのDidi出資に続き、トヨタがUberへの出資および協業の計画を発表した。Uberのドライバーがトヨタのリース車両で営業し、収入の一部をリース料に充てるプログラムなどを予定している。 - Apple、“中国版Uber”のDidi Chuxing(滴滴出行)に10億ドル出資──Reuters報道
Appleが「中国市場を理解するために」中国版Uberと目される配車サービス企業Didi Chuxing(滴滴出行)に10億ドルを出資した。 - GMが自動運転技術と配車サービスの融合に舵を切る、リフトに5億ドル出資
GMと、配車サービスを手掛けるベンチャー企業のリフトは、オンデマンドで利用可能な自動運転車の統合的なネットワークの創出に向けた長期的かつ戦略的な提携を結んだ。 - 楽天、Uber競合の米配車サービスLyftに3億ドル出資
楽天が、配車サービスで米Uberと競合する米Lyftに3億ドル出資する。Lyftは今回の合計5億3000万ドルの資金調達により、米国市場でのUberからのシェア獲得と国外進出を図る。 - ソフトバンクとAlibabaなど、中国のタクシー配車アプリに6億ドル出資
中国でシェアトップのタクシー配車アプリ「Kuaidi」にソフトバンクとAlibabaなどが総額6億ドルを出資。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.