KDDI、Scrumらと共同でアジャイル開発の導入を促進する開発教育プログラムを提供
KDDI、Scrumと永和システムマネジメントが、法人向けに「アジャイル開発教育プログラム」を提供する。2日間のコースで料金は20万円。経営層向けの無料セミナーも開催する。
KDDIが1月10日、米Scrumおよび永和システムマネジメントと共同で、法人向けに「アジャイル開発教育プログラム」を提供すると発表した。
アジャイル開発は、要件定義をして、必要な機能をすべて作成して最後に納品する、という今までの開発手法とは異なる、短期間に開発から評価、改善までの工程を実施する開発手法。場合によっては変化する要件に合わせて必要な機能を適時追加し、最終的に不要になった機能を作らず、顧客が臨むシステムを作り上げるスタイルが特徴だ。このスタイルでは、市場の変化などにも対応しながらシステムを変更し、改良していったり、IoTで実現したいアイデアを素早くスモールスタートで立ちあげることなどが可能になるという。
KDDIのアジャイル開発教育プログラムは、世界で多くの企業で採用実績がある「スクラム」の手法に準拠したプログラムで、アジャイル開発におけるチームリーダーや新規ビジネスの企画担当者向けに、2日間のプログラムを提供する。
アジャイル開発チームリーダー向けには、認定スクラムマスター研修を2月13日と14日の2日間、新規ビジネス企画担当者向けには、認定スクラムプロダクトオーナー研修を2月16日と17日の2日間、1人20万円(税別)で実施する。募集人数は各回とも最大50人。
また経営層向けに、「Digital Innovation Leadership 〜ビジネスを創造する組織戦略〜」と題した無料のセミナーも2月15日に開催する。
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