2020年の国内クライアント仮想化市場は堅調、影響を与える5つの要因とは――IDC

2020年の国内クライアント仮想化市場は、シンクライアントなどが前年比減となったものの、リモートワーク需要とユースケースの多様化で導入が進み、全体的には堅調に展開。2021年は「ネクストノーマル」に向けてゼロトラストモデルなどの需要増が期待されるという。

[金澤雅子，ITmedia]

　IDC Japan（以下、IDC）は2021年6月28日、「2020年の国内クライアント仮想化市場シェア」を発表した。

　対象市場は、国内の「シンクライアント専用端末」市場、「クライアント仮想化ソリューション（オンプレミス）」市場、「クライアント仮想化サービス（DaaS：Desktop as a Service）」市場で、2020年の各市場の状況と主要ベンダーの動向や競合状況などを分析している。

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シンクライアント市場は15.5％減となるも堅調　ベンダートップ5は？

　国内シンクライアント専用端末市場の2020年の出荷台数は、総計31万6142台で、前年比15.5％減とマイナス成長となった。