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KyndrylとAWS 生成AI開発協力に向けて複数年の戦略的協業契約を締結
キンドリルジャパンはAWSとの複数年にわたる戦略的協業契約を締結した。これによって生成AIおよびMLソリューションを共創する。
キンドリルジャパンは2023年12月5日、Amazon Web Services(AWS)との複数年にわたる戦略的協業契約を締結したと発表した。今回の戦略的協業契約は、生成AI(人工知能)および高度なML(機械学習)機能の開発と提供を主な目的としている。
KyndrylとAWSが戦略的協業契約を締結 生成AI分野の取り組み強化
KyndrylとAWSは同契約によって以下の取り組みを実行する計画だ。
- 両社の共同出資で「Innovation Factory」を設立し、業界のユースケースに特化した生成AIおよびMLソリューションを共創する。Innovation FactoryとKyndrylのデータ主導型ケイパビリティを活用してユーザーのクラウドモダナイゼーション、ビジネストランスフォーメーションを促進させる
- 複雑なIT環境におけるAWSクラウドサービスの設計や実装、移行、モダナイゼーション、管理のためにKyndrylの各種ケイパビリティを強化する
- コストや複雑性の低減および時間短縮を目的とする共通の戦略実行計画を策定し、AWSのERPシステムやその他アプリケーションのモダナイゼーションを促進させる
- Kyndrylの技術スペシャリストの専門知識を強化し、AWSベースの認定やスペシャリスト認定の取得数を拡大する。現在の認定数1万以上に加え、数千件の追加認定を目指す
Kyndrylは「AIレディネスプログラム」を活用し、AWSのAIサービスの導入においてユーザーをサポートする計画だ。
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