リアルな3D映像や立体感のある360度動画を楽しめるVR。VRゴーグル(HMD:ヘッドマウントディスプレイ)の中で、比較的手軽なのがスマートフォンを使った製品です。
VR用のアプリや映像コンテンツをスマートフォンにダウンロードし、そのスマホをVRゴーグルにセットするだけで、視界いっぱいの映像が手軽に楽しめるスマホ向けVRゴーグルは、さまざまなメーカーの製品が数多く販売されています。
今回はスマホ向けVRゴーグルのおすすめをご紹介します。
スマホ向けVRゴーグルは大きく、(1)超お手頃な簡易モデル、(2)本格VRを楽しめるモデル、(3)折りたたんで持ち運べるタイプなどがあります。
超お手頃モデルの簡易モデルはボール紙やプラスチックの板を組み立てる構造で、安ければ数百円から購入できます。作りもシンプルで、自分が映像の中に入り込んでしまったような没入感は得られませんが、立体的な映像を体験するにはいいでしょう。
価格が安く、キャラクターなどのイラストがあしらわれたものもあるので、ゲームの景品やちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
没入感のあるVRを楽しむなら、頭にしっかり固定できて外からの光を遮断できるゴーグルを選びたいもの。また、左右の目幅の距離やピントの調整ができるものが見やすく、没入感が得られます。選ぶ際は、自分のスマホがセットできるか、対応画面サイズの確認を。ゲームを遊びたい場合は、コントローラが付属しているものがおすすめです。反対に、映像を見るだけならコントローラは必須ではありません。
ヘッドフォンを搭載しているVRゴーグルもあります。VRは映像の解像度や視野角が重要視されますが、臨場感を高める音も大切な要素。ヘッドフォン搭載VRゴーグルであれば、ヘッドフォンやイヤフォンを用意する必要がありませんが、3.5ミリのイヤフォン端子に接続して使うものが多いです。もちろん、自分の好みのヘッドフォンやイヤフォンを使っても問題ありません。
折りたたみ可能なVRゴーグルもあります。折りたためるといっても、紙製のゴーグルほど簡易的ではなく、頭にベルトでしっかり固定できます。
折りたたんで小さくなるので、旅行時に携帯し、旅先でリラックスしながら視聴できそうです。目幅の距離やピントの調整ができるものもあり、没入感も得られます。
2014年、国内でいち早くスマホ向けの段ボール製VRゴーグルをリリースしたハコスコ。この2眼モデルも非常に簡易的なVRゴーグルで、専用アプリをインストールしたスマホをセットし、レンズをのぞくだけで立体的な映像が手軽に楽しめます。
ノベルティなどにも活用されており、さまざまなデザインのものがあります。H160×W80×D10ミリ以内のスマホで利用できます。価格は1000円前後。
ブルーライトを局部的に40%カットする機能を備えた本格派VRゴーグル。自然な色合いのまま目に優しく、長時間楽しめるとされています。
頭に被せるだけで簡単に装着できるヘッドバンドは髪が乱れにくい利点も。目の幅やピントの調整も可能。画面サイズが約4.7〜6.5型までのスマホで利用できます。価格は4000円前後。
コンパクトに折りたためるスマホ向けVRゴーグル。折りたたむとレンズがむき出しにならず、キズが付くのを防ぎます。
瞳孔間距離調整ダイヤルでレンズの左右位置を調整でき、焦点距離は5段階調節が可能。横幅13センチまでのメガネなら、かけたままゴーグルを装着できます。4.7型から6型のスマホに対応。価格は5500円(税込)です。
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