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» 2020年03月28日 13時00分 公開

「iPad Pro」新旧モデルの違いは? 主なスペックを比較

Appleの高性能タブレット「iPad Pro」に最新モデルが登場。“プロ”のクリエイティブな用途、映像制作やイラスト、フォトレタッチの本格的な利用も想定したハイエンドモデルは、どう進化したのでしょうか。

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 Appleの高性能タブレット「iPad Pro」に最新モデルが登場しました。iPad Proはその名の通り“プロ”のクリエイティブな用途、映像制作やイラスト、フォトレタッチの本格的な利用も想定したハイエンドモデルです。

「Magic Keyboard」と2020年3月発売の最新「iPad Pro」 「Magic Keyboard」と2020年3月発売の最新「iPad Pro」

 これまでのiPad Proは、パソコンに匹敵する高い処理能力と高精細なディスプレイ、そして緻密なイラストも描ける「Apple Pencil」(第2世代)の快適な手書き入力などがセールスポイントでした。最新モデルはどう進化したのでしょうか。

iPad Pro最新モデルで大きく変わったのは「カメラ」

 Appleが3月25日に発売した「iPad Pro」は、11型(第2世代)と12.9型(第4世代)の2モデル。どちらも1つ前のモデルは2018年11月の販売開始で、それから約1年4カ月で新機種が登場しました。

最新iPad Proのカメラ部。広角カメラ+超広角カメラにLiDARスキャナーも搭載 最新iPad Proのカメラ部。広角カメラ+超広角カメラにLiDARスキャナーも搭載

 最も大きく変わったのがカメラです。前モデルは1200万画素の広角カメラ1基を搭載していましたが、新モデルは1200万画素の広角カメラに加え、新たに1000万画素の超広角カメラというデュアル構成になりました。フラッシュの明るさもアップしています。

LiDARスキャナーでARコンテンツがより素早く正確に楽しめるように LiDARスキャナーでARコンテンツがより素早く正確に楽しめるように

 カメラのアップデートに合わせて背面のデザインも一部変わり、iPhone 11シリーズのようにカメラ部が四角く少し出っ張るようになりました。

 このカメラ部には、LiDAR(Light Detection and Ranging:ライダー)スキャナーが追加されました。これはカメラを向けた空間の距離や物のサイズを測定するセンサーで、ARコンテンツがより素早く正確に楽しめるという触れ込み。iPad ProのLiDARは有効距離が5メートル以内とのことですから、主に室内での利用が想定されます。

iPad Pro最新モデルで注目の「Magic Keyboard」

 最新iPad Proと同時に発表され、大きな注目を集めているのが、iPad Proにマグネットで取り付ける「Magic Keyboard」。フルサイズのバックライト付きキーボードにトラックパッドも備え、今まで以上にノートパソコンのようにiPad Proを利用できます。

iPad Pro用の「Magic Keyboard」 iPad Pro用の「Magic Keyboard」

 これまではiPadにキーボードを付けても、アイコンのタップなど画面のタッチ操作が必要でしたが、Magic Keyboardならポインターによるパソコン風の操作と、スワイプやマルチタッチジェスチャーといったスマホライクな操作が手元で可能。iPad Proを空中に支えるようなデザインで、角度を自由に決められるのも魅力です。

 ただし、iPad Pro用Magic Keyboardは5月発売予定のため、入手できるのは少し先。また前モデルのiPad Pro 11型(第1世代)と12.9型(第3世)でも、OSをiPadOS 13.4にアップデートすれば利用できるため、最新モデルならではの機能とは言えないようです。

iPad Pro最新モデル、その他の変更点は?

 その他の違いは多くありません。ディスプレイはサイズだけでなく解像度や表示性能も据え置き。ボディーサイズも同じで、わずかに重く(3〜10グラム)なりました。カラーもシルバーとスペースグレイの2色で変更はありません。

Appleの製品サイトで新旧モデルのスペックを比較できます Appleの製品サイトで新旧モデルのスペックを比較できます

 ストレージ容量は128GB/256GB/512GB/1TBの4種類で、64GBモデルは選べなくなりました。プロセッサはA12X Bionicから「A12Z Bionic」へ進化していますが、世代が変わったわけではなく、高速化を体感できるかは微妙なところです。

11型iPad Proの新旧比較。左列が最新の第2世代、右が第1世代 11型iPad Proの新旧比較。左列が最新の第2世代、右が第1世代

 通信面では最新の「Wi-Fi 6」をサポートしたことで、同じ規格に対応するWi-Fiルーターと最大1.2Gbpsの通信が可能になりました。LTE通信ができるWi-Fi+Cellularモデルも引き続き用意されますが、最新の「5G」には対応していません。

iPad Pro最新モデルの価格は?

 価格はストレージ容量にもよりますが、11型(第2世代)のWi-Fiモデルが9万3280円〜15万3780円(税込、以下同)。Wi-Fi+Cellularモデルが11万1980円〜17万2480円。12.9型(第4世代)のWi-Fiモデルは11万5280円〜17万5780円、Wi-Fi+Cellularモデルが13万3980円〜194480円と、プライスもノートパソコン並です。

※新旧価格は税別本体価格で比較

 新旧を最も安い11型のWi-Fiモデルで比較すると、ストレージが64GBから128GBにアップしているにも関わらず5000円の値下げ。最も高い12.9型1TBのWi-Fi+Cellularモデルでは3万5000円ほどお買い得になっています。

前モデルの12.9型(第3世代) 前モデルの12.9型(第3世代)

 5月発売のiPad Pro用Magic Keyboardは、11型向けが3万4980円、12.9型向けが4万1580円とオプション品としてはかなり高額。iPad Proにフルキーボード+トラックパッドをセットすると、「MacBook Air」や「MacBook Pro」などAppleのノートパソコンも十分に買える価格になります。

 カメラのアップデートで超広角撮影が可能になり、LiDARスキャナーでARアプリやサービスを今まで以上に楽しめる最新のiPad Pro。もともとの強みであった高精細ディスプレイやApple Pencil(第2世代)対応は変わらず、価格もやや下がったことから、ハイパフォーマンスなタブレットとしてさらに有力な選択肢といえます。

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