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「1万円台のコンデジ」おすすめ5選 安いのに機能は十分、高いコスパで撮影を楽しめる【2020年最新版】

» 2020年07月03日 10時00分 公開
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 手軽に持ち運ぶことができ、ズームレンズや撮影専用の機能などを活用し、きれいな写真を簡単に撮って楽しめるのが「コンデジ」(コンパクトデジタルカメラ)です。

1万円台でもさまざまなモデルが選べるコンデジ(ニコン「COOLPIX W150」) 1万円台でもさまざまなモデルが選べるコンデジ(ニコン「COOLPIX W150」)

 日本の有名カメラメーカー製でも1万円台という安い価格で購入できるコンデジから、コスパの高いおすすめモデルを探してみました。

安いけれど実力は十分 1万円台で買えるコンデジ

 今ではスマホで手軽に写真や動画を撮れるようになっていますが、撮影に特化した各種機能を備えるコンデジがあると便利なものです。

実売1万円を切るモデルも(ニコン「COOLPIX A10」) 実売1万円を切るモデルも(ニコン「COOLPIX A10」)

 スマホカメラに比べると倍率の高いズームレンズを搭載していることも多い上、持ち歩きやすい大きさで、気軽に撮影を楽しめるのがコンデジの良いところ。普段はミラーレス一眼やデジタル一眼レフで写真を撮るという人も、サブ機としてシンプルなコンデジが1台あると撮影の幅が広がります。

 大手国内カメラメーカーのモデルでもリーズナブルな価格で購入できるのもうれしいところ。コンデジは登場から20年を超える歴史の中で各メーカーともその製品は熟成が進んでおり、安価なモデルであっても必要十分な性能と機能を備えています。

欲しい機能をチェックしておこう

 大手国内メーカーが販売するコンデジであれば、安くても写真やちょっとした動画を撮影するなら十分な性能を備えています。ただし、価格を抑えるために機能を絞り込んでいるため、価格の安さだけで決めるのではなく、自分に必要な機能があるのかどうかをチェックしておくほうがよいでしょう。

ズーム倍率が高いほうが遠くのものをよく撮れる ズーム倍率が高いほうが遠くのものをよく撮れる(出典:ソニー

 使う機会が多いズームレンズの性能はおさえておきたいところ。3倍程度のズームでは、思ったほどは遠くのものを拡大できないものです。遠くの景色などを撮影してみたいのであれば、ズームの倍率は高い方が楽しめると言えるでしょう。

 ただし、望遠撮影では手ブレのせいで写真がブレてしまいがち。そんな場合でも「光学式手ブレ補正」を搭載するモデルなら、手ブレを効果的に補正し、望遠ズーム時でもきれいな写真が期待できます。もちろん、あまり望遠撮影などをしないのであれば、手ブレ補正機能がないシンプルなモデルを選んでもいいでしょう。

 撮影した写真を、スマートフォンを使って加工したり、TwitterやInstagramなどのSNSに投稿したりして楽しみたい──という人であれば、Wi-Fi機能でカメラとスマホを直接ワイヤレス接続できるモデルがおすすめ。特にiPhoneのようにメモリカードスロットがないスマホでは、デジカメで撮った写真をスマホに移すには手間がかかるので、カメラ内の画像をスマホに直接取り込むことができるWi-Fi機能は便利です。

1万円台の格安コンデジ:おすすめモデルはコレ!

1万円を切るニコンの格安デジカメ「COOLPIX A10」

 日本の有名カメラメーカーであるニコンのコンデジ「COOLPIX A10」は、2020年7月現在、実勢価格が9000円台後半という1万円を切る価格で購入でき、大手メーカー製としては最も安いデジカメの1つです。

「COOLPIX A10」はシルバーとレッドの2色 「COOLPIX A10」はシルバーとレッドの2色

 大きな特徴の1つは「単三形乾電池(×2本)で使える」という点です。コンデジのほとんどは充電が必要なバッテリー式。充電を忘れてしまうと肝心の時に写真が撮れないといったこともありえますが、乾電池なら入手もしやすく、いつでも気軽に持ち出すことができるでしょう。アルカリ乾電池使用時で約200コマの静止画撮影が可能です。単三形のニッケル水素充電池を使うこともできます。

 有効画素数は1614万画素(最大4608×3456ピクセル)。光学5倍ズームレンズ(35mm判換算で26〜130mm)、動画撮影機能など、必要十分な機能を備えています。静止画時は「手ブレ軽減」機能にとどまりますので、暗いところなどでは手ブレに注意する必要がありますが、価格を考えると十分な機能を備えていると言えるでしょう。

子どもも安心して使える、タフで楽しいデジカメ「COOLPIX W150」

 「COOLPIX W150」は、ニコンが販売しているユニークなカメラで、2020年7月現在の実勢価格は1万8000円台です。丸っこい本体にリゾート風のイラストがプリントされたモデルもあり、カジュアルで楽しげな雰囲気のコンデジです。

「COOLPIX W150」には、シルバーとブルーのほか、リゾートらしいイラストがあしらわれた楽しいモデルも 「COOLPIX W150」には、シルバーとブルーのほか、リゾートらしいイラストがあしらわれた楽しいモデルも

 水深10mまでの防水性能と、高さ1.8mからの耐衝撃性能を実現しているタフなカメラです。プールや海など水中でも撮影を楽しむことができ、防じん性能も備えているため公園の砂場などでも安心。操作メニューは大きな文字で分かりやすくしており、子どもでも読みやすいようにひらがなだけの表示にすることもできます。子どもだけではなく、高齢者や大人でも使いやすいのが特徴です。

 有効画素数は1417万画素(最大4160×3120ピクセル)、3倍ズームレンズ(35mm判換算30〜90mm相当)とカメラとしての性能は必要十分。Wi-FiとBluetoothによるスマートフォンとの連携機能が利用できるのもこの価格帯のモデルではポイントになります。

高倍率ズームに手ブレ補正機能も ソニー「サイバーショット DSC-W830」

 「サイバーショット(Cyber-shot)DSC-W830」はコンデジ作りに定評のあるソニーが販売するシンプルなカメラです。2020年7月現在、1万4000円台からの価格で販売されています。

スリムな「サイバーショット DSC-W830」 スリムな「サイバーショット DSC-W830」

 厚さ22.5ミリのコンパクトなサイズながら、光学8倍ズーム「ZEISSバリオ・テッサーレンズ」を搭載。35mm判換算で25mmから200mmまでをカバーし、広角から望遠までの撮影が楽しめます。搭載するCCDセンサーは有効約2010万画素(最大5152×3864ピクセル)と、このクラスとしては高画素なのもポイントです。

 「光学式手ブレ補正」を搭載するのも大きな特徴。望遠ズーム時には手ブレが起きやすいものですが、効果の高い光学式手ブレ補正により、ブレを抑えたきれいな写真が期待できます。写真の印象を変えて撮影できる「ピクチャーエフェクト」、360度のパノラマ写真を撮れる「スイングパノラマ」といった機能も備えています。

IXYブランドの格安コンデジ キヤノン「IXY 200」

 「IXY 200」は、有名カメラメーカーであるキヤノンのカジュアルなコンデジブランド「IXY」の入門モデルです。2020年7月現在、実勢価格は1万3000円台が中心です。

「IXY 200」はシルバーとレッドの2色 「IXY 200」はシルバーとレッドの2色

 厚さ22.1mmのスリムなボディに有効約2000万画素のCCDセンサー(最大5152×3864ピクセル)と、光学8倍ズームレンズ(35mm判換算28〜224mm)を搭載しています。さらに16倍の電子ズーム機能を組み合わせれば、35mm判換算で448mm相当という望遠撮影を楽しむこともできます。高級モデルでも定評のあるキヤノン独自の映像エンジン「DIGIC 4+」の効果で高品質な画像も期待できます。

 人の顔を検出することで被写体が1人か複数かをカメラが判断し、自動でズームする「オートズーム」はちょっと面白い機能。広角側で約0.22秒という高速なオートフォーカス、「ポートレート」「極彩色」「打上げ花火」といった、多彩な効果を楽しめる撮影モードも備えています。

コスパの高い12倍ズーム機 キヤノン「IXY 650」

 キヤノン「IXY 650」は2020年7月現在、実勢価格は1万8000円台〜1万9000円台。ここで紹介してきたカメラの中では比較的高いほうですが、高い性能を持ち、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

「IXY 650」はブラックとシルバーの2色 「IXY 650」はブラックとシルバーの2色

 搭載ズームレンズは光学12倍(35mm判換算25〜300mm相当)と、広角域から望遠まで広くカバー。効果の高い「光学式手ブレ補正」も内蔵し、高倍率での望遠撮影で威力を発揮してくれます。

 有効画素数は2020万画素(最大5184×3888ピクセル)と、より安価な「IXY 200」とほぼ同じですが、センサーは暗い場所にも強い「高感度CMOS(裏面照射型)」を採用し、キヤノン独自の映像エンジン「DIGIC 4+」と組み合わせ、高品質な画像を実現しています。

 Wi-Fi機能によりスマートフォンとの連携も容易な上、Androidスマホなら、「NFC」機能によりかざすだけでWi-Fiで接続できる点も便利。豊富な撮影モードなども活用し、さまざまな撮影が楽しめる高コスパな1台です。

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