暑い季節に風を手軽に得られる携帯型の扇風機。その中でも、「首かけ扇風機」は首にかけておけば顔に風が吹き続け、ハンディタイプと違って手が自由になる「ハンズフリー」がメリット。野外での活動やレジャーなどで重宝します。
携帯型扇風機の人気を受け、首かけ扇風機も多彩な製品が登場しています。ここでは、首かけ扇風機のチェックポイントやおすすめ機種を紹介します。
近年ブームになった、ヘッドフォンのような形をした扇風機です。ヘッドフォンのヘッドバンドに当たる部分を首にかけて使います。風を起こすファンが左右に1つずつ搭載されており、アームを曲げて好みの方向に風を当てられるようになっているものもあります。
首かけまで一体化されているので使いやすく、風を好みの場所に当てやすいのが特徴。多少動いても風が当たり続けるため、アウトドア活動などに向いています。
ただ、首かけ部分とアームがあるのでコンパクトにはなりにくく、バッグにしまいにくい場合もあります。また、髪が長い人はファン部分に髪が巻き込まれないよう注意する必要があります。
ネックストラップで首からかけて使うタイプの扇風機です。風は顔の真下あたりから上に向かって吹き付けてくる形になります。
本体はコンパクトで、ネックストラップと合わせて収納しやすいのがポイント。付属のスタンドを使ってテーブルや机の上でも使えるようになっているものも多いです。
一方、首からぶら下げる形なので、ヘッドフォン型と比べて風を好みの場所に当てにくい面があります。多少体を動かしながら使う場合は風が顔から外れてしまうこともあります。
暑い季節に首からかけて使うものだけに、少しでも軽いほうが快適に使用できます。ただ、ハイパワーなものは重量が大きくなる傾向があるので、屋外作業などで強い風が長時間欲しいという場合は、多少重くなっても強力なタイプがオススメです。
首かけ扇風機の電源は、充電式の内蔵バッテリーか、単三形など一般の電池を使うものに分けられます。
内蔵バッテリーはUSBケーブルを使って充電するものがほとんど。バッテリーが切れれば充電することで繰り返し使えますし、スマートフォン用のモバイルバッテリーで充電しながら使えるものもあります。大容量バッテリーをうたう製品なら長時間の使用が可能です。
一般の電池を使うものは電池が切れるたびに新しい電池を入れる必要がありますが、バッテリーを内蔵しない分、価格は安い傾向にありますので、たまに使う程度なら電池式で十分という人もいるでしょう。災害時用のグッズとして電池とともに備蓄しておくこともできます。
連続動作時間も、使うシーンを想定してチェックしておきましょう。ほとんどの製品に風量切り替え機構が備わっていますが、強風の場合は連続動作時間が短くなりますので、用途に合っているか確認しておきましょう。
ヘッドフォン型の首かけ扇風機です。豊富なカラーバリエーションが用意されており、好みのカラーを選べます。ファンが付いているアームは好みの角度に調整でき、ピンポイントで顔に風を当てやすくなっています。風量調整は3段階。内蔵バッテリー(USB充電)では約2.5時間〜約7時間の連続使用が可能としています。重さは約225g。
ヘッドフォン型の首かけ扇風機ですが、顔に風を吹き付ける左右のファン(風量調整は3段階)に加え、首をかける部分に「ペルチェ素子」による冷却機構が内蔵されており、首筋を冷やしてくれるのが特徴です。大容量バッテリーを搭載し、約3時間の充電(USB経由)で最大約18時間連続で動作するとしています。
パソコン用周辺機器などを販売するエレコムの首かけ扇風機。付属のネックストラップを使って首からかけるタイプです。3段階の風量調整が可能。バッテリー内蔵式(USB充電)で、約1.7時間の充電で約1〜3.5時間の連続動作が可能としています。背面スタンドを使えば机の上でも使えます。重さは約122g。
ネックストラップで首にかけるハンズフリー扇風機。重さ約140gと軽量ですが、大容量バッテリーを内蔵しており、約3.5時間の充電(USB経由)で最大10時間連続使用できるとしています。3段階の風量調整が可能。スタンドを使えば机の上に置いて使うこともできます。
ネックストラップで首からかけるタイプの扇風機。単三形のアルカリ乾電池か充電池×2本を使う方式で、その分バッテリー内蔵タイプと比べ安価になっています。連続動作時間は約30時間。風量は2段階の調節が可能です。
ベルトクリップで腰に装着できる扇風機ですが、机の上で使ったり、付属のネックストラップを付けて首かけで使うこともできます。大容量バッテリーを内蔵し、USB経由で充電する方式。風量は3段階で切り替えられ、約3.5時間の充電で最小風量なら約12時間、最大風量なら約3時間の連続使用が可能としています。
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