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「ゲーミングデスクトップパソコン」おすすめ3選 何かと余裕の高スペックモデル【2020年夏最新版】

» 2020年09月03日 16時05分 公開
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 近年のパソコンゲームの盛り上がりにより、ゲームを快適にプレイできるような性能を備えた、いわゆるゲーミングパソコンを購入する人が増えています。

 プロセッサ(CPU)はもちろん、グラフィックスを滑らかに表示する「GPU」などに高性能パーツを用いることで、ゲームはもちろん、クリエイティブ処理やストリーミング配信といったさまざまな用途でも性能をフルに発揮できるのが特徴です。

 中でもパフォーマンスを重視するのであればデスクトップ型に注目です。2020年8月末時点で購入できる製品から、選ぶ際のポイントと価格帯別のおすすめモデルをご紹介します。

ゲーミングデスクトップ選び:グラフィックス性能をチェック

 一般的なパソコンと異なり、ゲーミングパソコンは総じて映像を処理するための高いグラフィックス性能を求められます。そのため、グラフィックス処理を担う独立したプロセッサ「GPU」を搭載し、この性能によってゲームの快適度が大きく左右されます。

ゲーミングパソコン向けのGPUはNVIDIAの「GeForce RTX 20」および「GeForce GTX 16」、あるいはAMDの「Radeon RX 5000」シリーズが主流です ゲーミングパソコン向けのGPUはNVIDIAの「GeForce RTX 20」および「GeForce GTX 16」、あるいはAMDの「Radeon RX 5000」シリーズが主流です

 現行世代のゲーミング向けGPUは、NVIDIAの「GeForce RTX 20XX」や「GeForce GTX 16XX」シリーズ、あるいはAMDの「Radeon RX 5000」シリーズがメジャー。性能によってラインアップに幅があり、基本的には高価な製品ほど性能が高くなりますが、上を見ればキリがありません。価格と性能のバランスを考えた上で、どのGPUが適切かを判断する必要があるでしょう。

 プレイしたいゲームタイトルによって求められる処理能力は変わってきますが、目安にしやすいのは画面の解像度です。例えばフルHD(1920×1080ピクセル)表示でゲームをするなら、ミドルクラスGPUの「GeForce GTX 1660 SUPER」や「GeForce GTX 1660 Ti」、または「Radeon RX 5500XT」があれば事足りる場面がほとんどでしょう。

 ごく一部の超高負荷タイトルで、さらに最高設定で快適なプレイがしたい、WQHD(2560×1440ピクセル)、4K(3840×2160ピクセル)などの高解像度ディスプレイを使いたいといった目的があるなら、GPUもそれに合わせて高性能な「GeForce RTX 2070 SUPER」、「Radeon RX 5700XT」以上のハイエンド製品を選択するのがベストです。

ゲーミングデスクトップ選び:プロセッサをチェック

 近年のデスクトップパソコン向けプロセッサ(CPU)は、Intelの「Core」プロセッサ、あるいはAMDの「Ryzen」が主流となっています。

近年のデスクトップ向けプロセッサはIntelの「Core」プロセッサ、AMDの「Ryzen」が主流です 近年のデスクトップ向けプロセッサはIntelの「Core」プロセッサ、AMDの「Ryzen」が主流です

 数年前までは、ゲーミング向けのプロセッサと言えばIntelの「Core」シリーズが鉄板のチョイスでしたが、近年はAMDの「Ryzen」シリーズも性能面で大きな躍進を見せており、性能・コストパフォーマンスでIntelのプロセッサにひけを取りません。どちらの製品を選んでも損をすることはないでしょう。

 最新世代のIntel 第10世代Coreプロセッサで言えば、メインストリーム最上位の「Core i9-10900K」(10コア/20スレッド)を筆頭に、ハイエンドの「Core i7-10700」、ミドルクラスの「Core i5-10400」の採用が目立ちます。AMDの第3世代Ryzenでは、12コア/24スレッドを誇る上位モデル「Ryzen 9 3900X」、ハイエンドの「Ryzen 7 3700X」、ミドルクラスの「Ryzen 5 3500」の採用例が増えています。

 GPUと比べると、プロセッサ性能はゲームパフォーマンスへの影響は軽微ですが、あまりグレードの低いプロセッサだと、GPUの性能をうまく引き出せない場合もあります。Core i5シリーズやRyzen 5シリーズなど、ミドルクラス以上を選んでおけば大きく間違えることはありませんが、ハイエンドGPUを搭載したパソコンでは同じようにハイエンドプロセッサを採用するモデルが狙い目でしょう。

 なお、ゲーム配信などにも挑戦したい場合は負荷がぐっと高まるため、8コア以上のハイエンドプロセッサを搭載するパソコンがおすすめです。

ゲーミングデスクトップ選び:ストレージ容量をチェック

 ゲーミングパソコンにおいて、特に近年はストレージの保存容量が問題になる場合が増えてきています。競技性が高いeスポーツタイトルはグラフィックス負荷も軽く、データ容量も少なくなりがちですが、高いスペックを求められる大作タイトルではインストール容量が1本で100GBを超えることも珍しくありません。仮にシステムドライブが容量256GBの場合、2〜3本のゲームをインストールするだけでストレージが埋まってしまう可能性があります。

大容量のタイトルが増えており、メインのストレージはSSDでなおかつ保存容量が500GBを超えるものを選ぶのがいいでしょう 大容量のタイトルが増えており、メインのストレージはSSDでなおかつ保存容量が500GBを超えるものを選ぶのがいいでしょう

 新しいゲームをインストールするたびに古いゲームをアンインストールしてもいいですが、それを繰り返すのは面倒なものです。システムドライブは最低500GB以上、できれば1TB程度を目安に製品を選ぶのがおすすめです。

 データ保存用のドライブとしてHDDを搭載しているゲーミングパソコンもそれなりに多いですが、大容量のゲームを保存してしまうと起動や読み込みに時間がかかるため、やはり望ましいのはSSDでしょう。

ゲーミングデスクトップ:スペック別おすすめモデル3選

コスパの良いミドルスペックモデル ドスパラ「GALLERIA RM5R-G60S」

 ドスパラの「GALLERIA RM5R-G60S」は、ミドルクラスプロセッサ「Ryzen 5 3500」に、同じくミドルクラスのGPU「GeForce GTX 1660 SUPER」を搭載したミドルスペックのゲーミングパソコンです。

ドスパラ「GALLERIA RM5R-G60S」 ドスパラ「GALLERIA RM5R-G60S」

 デザインを一新したオリジナルボディを採用しており、フルHD解像度では多くのゲームで及第点の性能を発揮できます。直販価格11万3278円(送料込み)と、ゲーミングパソコンとしては低価格で購入できるコストパフォーマンスの良さも特徴です。

 メモリ容量も16GBと十分で、ストレージは512GBのSSD(NVMe)を搭載。データドライブは搭載していないため大容量の保存には向きませんが、あまり多くのタイトルを同時にプレイしないゲーマーであればひとまずは問題ないでしょう。不安な場合、BTOカスタマイズでSSDやHDDを追加するのも有効です。

バランスの良いハイスペックモデル マウスコンピューター「G-Tune EM-Z」

 マウスコンピューターの「G-Tune EM-Z」は、GPUにNVIDIAの「GeForce RTX 2060 SUPER」、プロセッサにIntelの第10世代「Core i7-10700」を採用したハイスペックなゲーミングパソコンです。

マウスコンピューター「G-Tune EM-Z」 マウスコンピューター「G-Tune EM-Z」

 フルHD解像度でのゲームに不自由しないのはもちろん、より高いWQHD解像度でのゲーミングにも適しており、144Hz以上のハイリフレッシュレート液晶ディスプレイを活用するのにも現実的なスペックです。人気の高い競技系FPSシューティングゲーム「VALORANT」「Apex Legends」などをプレイするのにも最適でしょう。

 メモリ容量は16GBで、ストレージは高速かつ容量も及第点な512GBのSSD(NVMe)を搭載し、さらに2TBのデータ用HDDを併載しています。直販価格は20万1080円(送料込み)と、ゲーミングパソコンとしては一般的な価格帯。現行の最新ビッグタイトルを不自由なくプレイできるマシンが欲しいなら、魅力的な選択肢でしょう。

カスタマイズで最上位を目指せる Dell「ALIENWARE AURORA R11 スプレマシー・RTX搭載」

 GPUにNVIDIAの「GeForce RTX 2080 Ti」、プロセッサにIntelのメインストリーム最上位モデル「Core i9-10900KF」を搭載した、ALIENWAREシリーズのフラッグシップモデルです。

Dell「ALIENWARE AURORA R11 スプレマシー・RTX搭載」 Dell「ALIENWARE AURORA R11 スプレマシー・RTX搭載」

 近未来感のある独特のデザインは同シリーズおなじみのものですが、4K解像度でのリッチなゲームプレイも現実的な超ハイエンド性能が最大の魅力と言えるでしょう。とはいえ、このクラスになると標準構成でも直販価格が36万2978円(送料込み)と、決して手頃とは言えない価格になってきます。

 さらに、標準構成ではメモリ容量が16GB(シングルチャネル)、ストレージが2TB HDDと、プロセッサやGPUのスペックに比べ貧弱なため、特にストレージはSSDにカスタマイズしてから購入したいところ。合わせてハイエンドなディスプレイも購入すると、合計金額が40万円を超えてくることは覚悟しておかなければならないでしょう。

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