キャンプやレジャーで荷物を運ぶ際に活躍するのが「アウトドアワゴン(キャリーカート)」。テントやシュラフ、マット、テーブル、チェア……と多くなりがちなキャンプ道具や、バーベキュー道具、家族で公園で遊ぶ時のグッズ一式など、さまざまな荷物を積み込んで運びやすくしてくれます。日常生活でも、1台あればさまざまなシーンで便利に使えます。
ここではアウトドアワゴン(キャリーカート)のチェックポイントと、おすすめモデルを紹介します。
一般的なアウトドアワゴンは、スチールやアルミのフレームに布地のカバー、4輪のホイールを備えた箱形のワゴンに、引いて動かすためのハンドルが付いています。テントなど筒状に収納されることが多いキャンプ道具を積みやすい長めの箱形になっており、ホイールは舗装道だけではなくオフロードにも強いタイヤを装備し、ハンドルは上下左右の可動式で引っ張りやすく、長さも調節できるものが多くなっています。収納時はたたんでコンパクトになるのもアウトドアグッズならではです。
一般のキャリーカートをアウトドアで使おうとしても、荷物の積みやすさや、オフロードの踏破性で難しいもの。テントサイトに車で入れないキャンプ場や、大きな公園で楽しむデイキャンプなど、アウトドアレジャーで役立ってくれます。
ワゴンの上に載せてテーブルとして使える天板が別売りで用意されているモデルもあり、数人程度のキャンプであれば十分なテーブルスペースができあがります。かさばりがちなキャンプサイトの荷物の収納場所としても便利です。
日常生活でも、買い出しの後マンションの駐車場から部屋に運ぶなど、かさばる荷物を運ばなくてはならない場合に活躍。コンパクトに収納できるので、自宅に備えておけば何かと出番があるものです。
運びたい荷物の重さをイメージして、これに耐えうる耐荷重・積載重量のものを選びましょう。耐荷重・積載重量が大きいもののほうが多くの荷物を積んでも安心ですが、あまり積み過ぎると引くのが大変になります。運びたい荷物を積み込めるかどうか、荷室のサイズと容量も確認しましょう。
4輪のホイールは直径や幅がある程度大きなもののほうが踏破性が高く、条件の悪い地面でも動きやすくなります。悪路で使うことが多い場合、タイヤなどを含めて踏破性の高さをうたうモデルを選ぶと安心でしょう。室内でも使う場合、ゴムタイヤを装備しているものなら静かで床を傷つけにくいでしょう。
カート自体が軽いほうが軽快で、保管や車への積み込みも楽。スチール製のものより、アルミ製のほうが軽い傾向にあります。ただ、耐久性はアルミ製よりスチール製のほうが上回ると考えていいでしょう。
収納方法は、傘のように閉じて細長くなる収束式か、箱をつぶすように薄型になる折りたたみ式があります。収束式は収納後もホイールで自立でき、キャンプ地や室内で場所をとりません。折りたたみ式は薄くなるので、他の荷物とともに車に積み込みやすいといったメリットがあります。
アウトドア用品ブランド「コールマン」(Coleman)の定番アウトドアワゴン。オフロードでも楽に動かせる大型タイヤ(ストッパー付き)、両サイドに装備したDリング(付属のバンドで荷物が固定できる)、収束式で自立可能な収納(付属の専用ケースに収まる)──など、必要な機能がそろっています。耐荷重は約100kg。重さは約11kg。
カラーバリエーションや、専用のテーブル、レインカバーも販売されています。
アウトドア用品ブランド「DOD」(ディーオーディー)のアウトドアワゴン。大型タイヤ(ロック付き)、収束式の収納と専用収納カバー、取り回しやすいハンドルなどを備え、最大積載重量は約100kg。生地を取り外してメンテナンス可能なほか、タイヤを含む全パーツが交換可能で、生地やフレーム、タイヤのパーツ単位で購入でき、破損した場合でも安心だとしています。重さ約14kg。
21(直径)×8.5(幅)cmの特大ホイールを装備しており、砂浜などの悪路にも対応。耐荷重は100kg、収納は収束式です。
アウトドア用品ブランド「ロゴス」(LOGOS)の、ストライプ地のカバーがおしゃれなワゴン。耐荷重は約100kg、収納はワンアクションで開閉できる折りたたみ式です。重さ約8.5kg
ちょっとかわいい見た目のアウトドアワゴン。積載重量は60kgとやや控えめですが、ほかとは違うデザインのワゴンが欲しい人に。重さ約10.8kg。
FIELDOORのアウトドアワゴンは150kgというトップクラスの耐荷重をうたっている上、割安でコスパに優れています。アクセサリとして、載せて使えるロールテーブルやキャリーカバーも用意されています。重さ約11kg。
キャリーカートをキャンプ用品の持ち運びに使おうというコンセプトのユニークな製品。キャンプ道具を収納しやすい細長で、リュックとして背負うこともできる専用ストラップ、TSAロック、防水ジッパー、キャスターを備え、コンパクトなキャンプ道具を選べばソロ〜2人分が収納できるとしています。電車などで移動してキャンプを楽しみたい人向け。重さ約4.3kg。
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