「天災は忘れた頃にやってくる」と言われますが、台風や地震などの災害への備えとして、「防災グッズ」を用意しておくことは家庭でできる対策の1つです。何をそろえておけばいいのか分からない……という人のために、政府(首相官邸)が「災害の『備え』チェックリスト」を公開しています。
ここでは、同チェックリストと首相官邸のWebサイトをもとに、用意しておきたい防災グッズをピックアップし、おすすめ商品を紹介していきます。
預金通帳や印鑑、現金、健康保険証などの貴重品は普段から防水ケースやコンパクトな保管ボックスなどに入れてまとめておき、いざという時に持ち出せるようにしておくと安心です。
ヘルメットや防災ずきんは、たためるタイプなら持ち出し袋に収納しやすいでしょう。
ライトは省電力で電池持ちがよいLEDライトがよいでしょう。部屋全体や家族全員をカバーできるメインライトと、人数分のサブライトを用意しましょう。乾電池式なら乾電池を備蓄しておけばいつでも使えます。手回し式充電機構を備えているものなら、電池がなくても照明が使えます。
メインライトは、アウトドア用のLEDランタンがおすすめ。サブライトは、ネックライトやヘッドライトなら両手が空き、手荷物を持ちながら避難できます。
災害時の情報源として重要なのがラジオ。手回し充電で使えるタイプが多く、ライトなどと一体化したものも販売されています。
スマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリー。防水仕様のものなら屋外でも安心して使うことができ、キャンプなどアウトドアレジャーでも活躍します。
エマージェンシーブランケットは薄い素材でできており、ポケットティッシュほどのサイズに収まりながら、広げると体がくるまれるほどの大きさになり、風などを防ぎながら体温を保持できます。アウトドアレジャーでも活用でき、安価なのもポイント。寒い時期の災害対策として人数分用意しておいてもよいでしょう。
断水が長時間続いたり、屋外への避難を余儀なくされたりした場合に助かるのが非常用トイレ。便器などにかぶせるカバーと、凝固剤、防臭袋などがセットになったものなどが販売されています。
飲料水はペットボトル入りのミネラルウォーターなどで備蓄しておく一方、断水や避難生活に備えてウォータータンクも用意しておくと安心です。
ウォータータンクは折りたためるものなら普段はかさばらずに収納できます。給水を受けるためには注水口が大きいものが便利。ポリタンク型のウォータータンクはそのままでも自立するので使いやすく、口が広いものなら手を入れて洗いやすいので、ひんぱんにレジャーなどで使う場合にもおすすめです。
お湯や水を注ぐだけでおいしいご飯になる「アルファ米」(アルファ化米)がかさばらず、長期保存に向いており、調理が簡単。白米のほか、具が混ぜ込んであるものも販売されており、キャンプにも便利です。
定番の乾パンや、手軽にカロリーを補給できるようかんなど、さまざまな備蓄用食品が販売されており、好みに応じて用意しましょう。
入手しやすいガスボンベ(CB缶)を使うカセットコンロ。防災グッズとして考えると、屋外でも使える風に強いタイプが安心。風対策が施されているカセットコンロか、CB缶を使うキャンプ用のシングルバーナーが適しています。
防水・防風をうたうマッチが定番ですが、ガスを使ったアウトドア用のトーチが風がある状態でも確実に火を付けられるので便利です。SOTOのトーチはカセットコンロと同じCB缶を使ってガスを補充できるため、コンロとガスを共用できます。
あらかじめさまざまな防災グッズが非常用持ち出し袋に入っているセットも販売されています。これに必要に応じてグッズを足していけば、効率良く防災対策ができます。
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