みんな大好きな「バーベキュー」。野外で肉や野菜を焼いて楽しむという、料理としてはシンプルなものですが、必要になるのが「バーベキューコンロ・グリル」です。多くのメーカーから多彩なモデルが登場しており、好みのスタイルに合わせて選ぶことができます。
ここでは、「バーベキューコンロ・グリル」の選び方やチェックポイントと、おすすめモデルを紹介します。
バーベキューコンロ・グリルは、スタイルや火元によって幾つかのタイプがあります。
高さのあるスタンド型のコンロ・グリルは最もスタンダードなタイプ。立食による、パーティー感あふれるバーベキューが楽しめます。
テーブルや地面に置いて使う背の低いコンロ・グリルなら、椅子に座ってテーブルを囲んで焼いたり、ロースタイルのチェアに腰掛けてゆったりと食事したりといったスタイルが楽しめます。
キャンプがメインなら、グリルとしても使える焚き火台を用意しておくと、バーベキューの後は焚き火を楽しむといった使い方ができます。焚き火を使った直火料理に挑戦するなど、キャンプの楽しみが広がります。
バーベキューコンロ・グリルの火は木炭や成形炭などを使うのが基本ですが、ガスや電気を使うタイプのものもあります。家庭のコンロ感覚で手軽にバーベキューが楽しめるのがメリットです。
ソロ、デュオ、ファミリーなど、バーベキューを楽しむ人数に合わせたサイズのコンロ・グリルを選びましょう。必要以上に大きいと、炭など燃料も多く必要になる上、かさばって持ち運びも不便です。
スチール(鉄)製とステンレス製があります。スチール製は頑丈で安価ですが、重く、さびが出るなど経年劣化するデメリットがあります。ステンレス製は軽量かつ耐久性が高い分、スチール製に比べて値段が高くなります。
基本は木炭や成形炭を使います。ただ、初心者は木炭の火起こしに手間取りがちで、終了後の処理も面倒。ガス式や電気式ならすぐに着火してバーベキューを始めることができ、片付けも簡単です。炭火にこだわりがなければ検討してみましょう。
スタンド型のバーベキューコンロ・グリルは多くのモデルが販売されています。高さをハイとローに切り替えられるタイプならスタイルの幅が広がります。火床・炭受け(炭を入れる部分)が引き出し式になっているものなら、炭の継ぎ足しや片付けが簡単です。
「コールマン」(Coleman)の人気モデル。ステンレス製で、炭の継ぎ足しや片付けが簡単な引き出し式となっています。高さはハイとローの2段階に調節が可能です。焼き面サイズは約30×45cmと、3〜4人にぴったり。焼き網のほか、鉄板も付属しています。5〜6人用の「クールスパイダーステンレスグリルグランデ」(焼き面サイズ:約38×68cm)もあります。
焼き網の高さを調節して火力を変えられる高機能モデル「クールスパイダープロ」シリーズもラインアップしています。
「ロゴス」(LOGOS)の「チューブグリルSmart80」は、ステンレス製の火床を備えるグリル。ハイとローに高さを切り替えられるほか、左右に引き出せる火床は外して持ち運ぶことも可能。火力が落ちてきたら近火にして使える調節機構も備えています。焼き網が43.5×29.5cmの「M」と60.5×29.5cmの「L」の2サイズをラインアップ。
バケツなどトタン商品で知られる「尾上製作所」(ONOE)のステンレス製バーベキューグリル。引き出し式の炭受けは取り外しが可能。高さはハイからローまで3段階に調節できます。「S」「M」「L」「LL」の4サイズ。
スチール製で、実売価格が4000円台前半〜と手ごろなコンロ。焼き面をハンドルで引き上げれば炭受けが現れ、簡単に継ぎ足せる機構を備えています。ハイとローの2段階に調節も可能。コスパの高さが評価されています。
「キャプテンスタッグ」(CAPTAIN STAG)のスチール製コンロ。3〜4人用の「400」はAmazonの実売価格が2000円を切る手ごろさがポイント。高さは2段階に切り替えが可能です。5〜6人用の「600」も実売3000円台。
ユニフレーム(UNIFLAME)の「UFタフグリル SUS-600」は、本体をステンレス製、脚などをスチール製とすることで頑丈さを高めたグリル。おでん鍋や鉄板など、豊富なオプションを使った料理も楽しめます。別売りの脚を使えばロースタイルも可能。
アメリカの定番バーベキューグリルブランド「ウェーバー」(Weber)。熱が均一に循環するふた付きで、本格的なバーベキューが楽しめます。
テーブルトップに置き、チェアに座って落ち着いて楽しめる卓上型。地面に置けばロースタイルで楽しめます。ソロサイズのものも多いのがこのタイプです。
ロゴス(LOGOS)の「グリルアタッシュ」はその名の通り、“アタッシェケースを開くとグリルになる”というスタイリッシュなグリル。収納時はアタッシェケースのように持ち運ぶことができ、開けばすぐにグリルになります。「M」と「XL」「mini」の3サイズ。
16.5(幅)×16.5(奥行き)×13(高さ)cmという、ソロ〜デュオにぴったりなコンパクトグリル。フライパンやケトルなども使えます。別売りの「ひとり羽釜土鍋」を使えば釜飯も楽しめます。燃料は同社の成形炭「エコココロゴス・ミニラウンドストーブ」などがベストマッチ。
コールマンの「パックアウェイグリルII」は、畳んで円盤状に薄くなる、コンパクトなグリル。炭受けはステンレス製で、下に空間があるのでテーブルトップでも使えます。焼き面サイズは28(直径)cm。
空気を供給しやすいV字形に加えて、内側にセットされたセラミックパネルによる遠赤外線が熱を伝えるという凝った作り。コンパクトながら4〜5人に対応できるサイズです。岩手切炭の使用が推奨されています。
ウェーバーの定番コンロ「ジャンボジョー」。卓上で利用できるふた付きコンロです。燻製や間接火による調理など、さまざまな料理が楽しめます。
キャンプがメインならおすすめなのが焚き火台型。炭火を使ったロースタイルのバーベキューコンロ・グリルとしても、焚き火台としても活用できます。耐荷重が十分にあるモデルなら、ダッチオーブンなどを使った直火調理も楽しめます。
焚き火台の定番モデルの1つ。本体の四隅をあける形で網をセットするため、炭の調整がしやすくなっています。耐荷重は約20kgとなっており、ダッチオーブンを使った料理も楽しめます。
焚き火、バーベキュー、ダッチオーブン料理が楽しめるステンレス製グリル。25cmのダッチオーブンが入る大きさですが、コンパクトに畳んで収納できます。Amazonで実売4000円台後半というコスパの高さも光ります。
ゴトクを標準装備した焚き火台。直火によるダッチオーブン料理のほか、豊富なオプションパーツを使ってバーベキューや串焼きなどを楽しめます。「M」「L」「XL」の3サイズ。ソロサイズの焚き火グリルもラインアップしています。
一般的なカセットコンロは風に弱く、屋外では使いにくいもの。アウトドア用に作られたガス式のコンロ・グリルなら、風対策も考慮されており、準備と後片付けが簡単なバーベキューを楽しめます。ガスは一般的なカセットコンロと同じカセットガス(CB缶)か、アウトドア専用のガス缶(OD缶)を使います。
「イワタニ」(Iwatani)はさまざまなカセットガスこんろをラインアップしていますが、「炉ばた焼器 炙りや」は七輪のようなあぶり焼き・炉端焼きが楽しめる人気モデルです。
イワタニの「タフまる」は、炎が消えにくい多孔式バーナーと風防ユニットにより、風に強く、アウトドアでも高い加熱性能が得られます。焼き肉プレートなど、イワタニの豊富なオプションを使ってさまざまな料理が楽しめるほか、30cmまでのダッチオーブンに対応できるタフさ(耐荷重20kg)も特徴です。
スノーピーク(snow peak)の「グリルバーナー 雪峰苑」は、アウトドアでも本格的な焼き肉を楽しめるバーナー。鋳鉄製のグリドルは厚いステーキも焼くことができます。ガスはアウトドア専用の「OD缶」を私用。低温時でも安定した火力を実現するレギュレーターを搭載しています。
アメリカで人気のガスグリル。スタンド付きで、立食によるバーベキューが手軽に楽しめる上、ふた付きで調理の幅も広がります。対応ガスボンベはTタイプ(OD缶)。重量は約18kgありますが、運ぶのに便利なホイール付き。
カセットガスを使ったツーバーナー。底がフラットなので、ツーバーナーとしては珍しくテーブルに直置きできるのが特徴です。焼き肉用や網焼き用など、オプションのプレートを使うことでさまざまな料理が楽しめます。
電気式のバーベキューグリル。電気を使える環境が必須ですが、屋内外問わずコンセントにつないでスイッチオンでバーベキューが楽しめる手軽さが大きなメリットです。
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