「アウトドアチェア」はキャンプやハイキングなどの野外活動だけではなく、ベランダ・バルコニーや自室など、自宅でも活躍する便利な椅子です。さまざまなモデルが登場していますが、5000円前後以下で購入できるモデルも多く、家族分を同じモデルでそろえるといったことがしやすいのも、手ごろな価格帯のモデルならではのメリットです。
ここでは、アンダー5000円前後で購入できるアウトドアチェアの中から、Amazonに寄せられたユーザー評価が高い「定番」モデルを探してピックアップしてみました。お気に入りのチェア選びの参考にしてみてください。
レビュー点数と投稿数、価格など、掲載情報は2021年4月7日現在のものです。
アウトドアチェアは「ロースタイル」と「ハイスタイル」「お座敷スタイル」というスタイルに合わせて分けられます。
ロースタイルは低めのテーブル(約30〜40cm)と低めのチェア(座面高約30cm前後)を組み合わせるスタイルで、近年人気になっています。ハイスタイルは普通の高さのテーブル(約70cm)とチェア(座面高約40cm前後)の組み合わせ。お座敷スタイルは、地べたやマットとほぼ同じ高さに座る、座高の低いスタイルです。
チェアに合わせてテーブルも選ぶ必要があるので、自分の好みのスタイルをイメージしておきましょう。
野外に持ち出して使うのなら、収納時のサイズと重さはチェックしておきましょう。フレームがアルミ製なら軽量ですが、耐久性や耐荷重がやや劣り、スチール製は頑丈なものの重くなる、といったトレードオフがあります。
自宅で使う場合は重さは比較的気にしなくても大丈夫かもしれませんが、収納サイズによっては置き場に困る場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
★Amazon評価(5点満点):4.4 レビュー数:292
「コールマン」(Coleman)はコスパの高さも人気のポイント。「コンパクトフォールディングチェア」はAmazonの実売価格が4000円台前半というお手ごろ価格ですが、座り心地の良さで知られるチェアです。
座面高が約28cmのロータイプ。肌触りのよい天然木アームレストが快適さを高めてくれます。耐荷重は約80kgです。
畳めば薄くなり、持ち運びに便利なハンドル付き。アルミフレームの採用で、重さ約2Kgと軽くなっています。
レビューの声は?
「ロースタイルで焚き火台の横に座るにはぴったり」
「ももの裏が当たる部分が湾曲した設計になっていて、座り心地がいい」
「大人も3歳の子供にも座りやすくいい感じ」
「背もたれが短い」
座り心地が良く、大人から子どもまでOKといった評価が多くなっています。一方、背もたれがハイバックタイプではないので、背や頭を預けて深くリラックスするには向いていないという意見もありました。
★Amazon評価(5点満点):4.2 レビュー数:563
「コールマン」(Coleman)の人気デッキチェア。Amazonの実売価格は3000円台後半となっています。
座面高約44cmのハイスタイル。一般的なテーブルと合わせてバーベキューなどを楽しむのに向いています。ちょっとした小物や飲み物などを置けるサイドテーブルが付いているのも便利。カップホルダーはマグカップのハンドルも収まるデザインになっています。
畳んで運ぶのに便利なハンドル付き。フレームはスチール製で、重さは約5.5kgと軽いとは言えませんが、耐荷重は約100kgとなっています。
レビューの声は?
「座り心地もしっかりしていてお尻が痛くなりません」
「とにかく頑丈」
「重いですが、安定性と座りごごちは抜群です」
「開閉は力がいります!」
重いという意見がある一方、その分頑丈なので、体重がある方にとっては助かるという声も。収納時・使用時の開閉がかたいという指摘もありました。
★Amazon評価(5点満点):4.4 レビュー数:366
人気のパップテント(軍幕テント)など、コスパの高いアウトドアギアで知られる「バンドック」(BUNDOK)は「カワセ」(新潟県三条市)のブランドです。
「ロースタイルチェア」(BD-115)は座面高約26cmのローチェア。このスタイルのチェアは木製のものが人気ですが、フレームにスチールを採用することでAmazonの実売価格4000円台後半を実現しています。
この価格帯では珍しい、キャンバス(コットン)を採用した座面と背もたれがポイント。ひじ掛けは竹製となっています。
耐荷重は約80kg。重量は約3.4kgと、やや重めです。
レビューの声は?
「この金額、このデザインで生地がコットンなら安いです」
「値段と品質のバランスから見て損はありません」
「肘掛けの高さも丁度良く、長い時間ストレス無く座っていられます」
「溶接の箇所は雑」
キャンバスを採用した座面など、コスパの高さに評価が集まっています。一方、購入時にフレームのキャップなどが欠品していたという声が複数ありました。
★Amazon評価(5点満点):4.3 レビュー数:1680
コスパの高いアウトドア用品で知られる「キャプテンスタッグ」(CAPTAIN STAG)は「パール金属」(新潟県三条市)のブランドです。
「パレット ラウンジチェア type2」(M-3913)はこのタイプのチェアのド定番。家庭の庭先など、日常に溶け込んでいるといってもいいレベルでさまざまな場所で見かけることができます。なんといってもAmazonの実売価格で1000円台という低価格が特徴です。
座面高は約36cmとややハイスタイル。フレームはスチール製で、耐荷重は約80kgを確保しています。ひじ掛け部にはクッション材が入っており、右側にはドリンクホルダーを装備しています。カラーバリエーションが豊富です。
傘のように畳む収束型。重量は約2.3kgとまずまずで、キャリーバッグが付属しています。
レビューの声は?
「背もたれはしっかりしていて、空を見上げるのに問題なし」
「簡単に広げられてびっくりしました」
「とにかく安くてドリンクホルダー付きで、かなりお得」
「耐久性に難あり」
コスパの高さに評価が集まり、ベランダなどに置いておくにも最適という声がありました。一方、布地とフレームの耐久性への不満も寄せられています。
★Amazon評価(5点満点):4.2 レビュー数:780
「キャプテンスタッグ」(CAPTAIN STAG)のリクライニングするラウンジチェアです。Amazon実売価格は3000円台前半です。
背もたれの角度を3段階に切り替えられ、ゆったりとくつろげます。リクライニングは座りながら随時切り替えられる機構ではないので注意しておきましょう。座面高は約38cmのハイスタイル。耐荷重は約80kgです。
収納が容易な収束型。キャリーバッグが付属します。スチール製で重量は約3.5kgと、「パレット ラウンジチェア type2」より重くなっています。
レビューの声は?
「軽くてリクライニングできるのでアウトドアに最適な印象」
「このお値段で この作りはホントビックリ」
「開閉が楽で軽いし座り心地も良かった」
「座りながらのリクライニング調整は無理」
リクライニング機構にくつろぐことができ、昼寝などにも最適と高評価。座りながらリクライニングできないのは不便という声もありました。
★Amazon評価(5点満点):4.4 レビュー数:208
人気アウトドアブランド「ロゴス」(LOGOS)の「あぐらチェアプラス」は、座高が20cmと低く、あぐらも組めるローポジションを楽しめるチェア。お座敷スタイルのキャンプに向いています。Amazonの実売価格は4000円台前半となっています。
座面に角度があり、深くゆったりと座れるようになっています。アームレストは後方に配置され、あぐらを組んでもじゃまになりません。背面には小物を入れられるポケットを備えています。
耐荷重目安は約120kg。フレームはスチール製で、約3.1kgとやや重くなっています。コンパクトに収納できる収束型。収納バッグが付属します。
レビューの声は?
「立ち上がるのが少し大変だが、座ってしまうと動きたくなくなるくらい快適」
「折り畳みから、イスに展開するのは非常にスムーズで簡単」
「ハイバックではないが、もたれかかった時に十分リラックスできます」
「何か作業をするには前屈みになる必要がある」
リラックスできるグランドチェアとして高評価。室内で使っている人の声も多くなっています。長時間座るのは難しいという意見もありました。
★Amazon評価(5点満点):4.1 レビュー数:488
「コールマン」(Coleman)のグランドチェア。座高のない座面に背もたれが付いているという格好になっています。お座敷スタイルのキャンプや、ちょっとした野外のお出かけに便利。Amazonの実売価格は3000円弱です。
フレームはアルミ製で、重量は約1.3kgと軽量。収束型でコンパクトに収納できます(収納ケース付属)。背面には小物を入れられるポケットを装備しています。
レビューの声は?
「背もたれが想像以上にしっかり」
「座る部分には軽くクッションがあるので、少しぐらい地面がガタついていても平気かも」
「テント内で寄り掛かれない不便さを解消」
「お尻部分が滑るため座り心地は正直良くはない」
お座敷スタイルや地べた座りを楽にしてくれるシンプルなグランドチェアとして評価されています。シンプルな分、割り切った使い方が必要という意見も。
★Amazon評価(5点満点):4.2 レビュー数:172
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)のブランドシンボルの鹿にちなみ、通称「鹿ベンチ」と呼ばれて親しまれている定番ベンチです。
1040(幅)×560(奥行き)×665(高さ)mm、耐荷重約140kgという2人で座れるローチェア。アルマイト加工されたアルミのフレームに、ポリエステルの張り布、天然木のひじ掛けを備えています。
カラーバリエーションモデルなどが登場していますが、これは最もベーシックなモデルで、実売価格が5000円台前半というコスパが魅力的です。背もたれにさまざまなカバーをかけてアレンジを楽しむ人も多く、ベーシックモデルでも十分に楽しめます。
レビューの声は?
「かなり丈夫」
「2人でも1人でも安定している」
「座面高が低いのでロースタイルキャンプにはピッタリ」
「思ったほど小さくならない」
1人用としてもゆったり座れるローチェアとして高評価。収納サイズは確認しておいたほうがよさそうです。
★Amazon評価(5点満点):4.3 レビュー数:3074
ホールド感の高い形状に加え、収納時は軽量コンパクトな「バケットチェア」。“本家”と言える「ヘリノックス」(Helinox)を始め、有名ブランドからノーブランドまで、さまざまなモデルが登場しています。
中でも、Amazonのアウトドアチェアカテゴリでトップセラーとなっているのが「Moon Lence」のバケットチェア。Amazon実売価格は約2800円とお手ごろなのに、強度の高いジュラルミンを採用し、耐荷重150kgをうたいながら0.91kgという軽さを実現しています。
収納時は36×12cmというコンパクトなケースに収まるサイズ。小物を入れられるサイドポケットなど、“本家”にはない機能性も売りです。
レビューの声は?
「座ってみた感想ですが、思っていた以上にいい感じです」
「サイドポケットも、スマホなど小物の収納に助かります」
「価格が安いのでわりと雑に扱っても気にならない」
「組み立てがきつい、かたい」
価格を考えると十分という評価が多くなっていますが、座り心地はヘリノックスに及ばないという意見があります。また、組み立て時にポールの差し込みに苦労するという声が寄せられています。
★Amazon評価(5点満点):4.7 レビュー数:1083
バケットタイプのグランドチェアでは、「ヘリノックス」(Helinox)の製品が人気で入手困難になることも。「Moon Lence」のグランドチェアは、Amazonの実売価格が約4000円という手ごろさで、こちらもAmazonのトップセラーになっています。
4本の脚を外せばグランドチェアになるユニークな機構が特徴。フレームにはジュラルミンを採用し、耐荷重150kgをうたいながら重さ0.98kgを実現しています。
レビューの声は?
「簡単にグランドチェア化できます」
「しっかりしてる感は、この値段から想像したものより上」
「軽くて収納に困らない」
「フレームパイプが太ももに当たり少し不快」
脚を外してグランドチェアにすればさらに軽量になるなど、コスパの高いモデルとして高評価。組み立て時にポールの差し込みが大変という声もありました。
ショッピングサイトではどんなアウトドアチェアが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみてください。
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