料理やお菓子のレシピに必ずといっていいほど記載されているのが、「小さじ〇杯」「大さじ○杯」という情報。小さじは1杯5グラム、大さじは1杯15グラムを表しています。
この大さじ・小さじを簡単かつ正確に量れるのが「計量スプーン」です。計量スプーンにはさまざまな種類があるため、購入する際に重視すべきポイントなどをお伝えします。
計量スプーンの素材は、大別すると、ステンレス製、プラスチック製、木製の3つ です。
材料を問わず量るにはステンレス製がおすすめです。汚れをきれいに洗い落とせるため、油なども気にせずに計量できますし、金属であるがゆえに耐久性も高く長く愛用できます。
プラスチック製は、他の2つと比べて手頃な価格で入手できるため、たとえ劣化したり、壊れたりしてもすぐに買い替えられるという利点があります。
木製は、水分を吸収する可能性があり、液体の計量には不向き。砂糖や塩など粉末しか量らない場合には良いでしょう。デザイン性に優れているため、キッチン道具やインテリアなどにこだわる人には最適かもしれません。
計量スプーンの形状は、主に、食事に使うスプーンと同じく、さじが1つだけ付いているタイプと、柄の両側にさじが付いているタイプがあります。後者の場合、片方が大さじ、もう片方が小さじであることが一般的です。
また大さじ・小さじが柄の部分でリングなどで束ねられるタイプもあります。これは好みの問題なので、どれが良いということはありませんが、大さじ・小さじを同時に使いにくいなど、使い勝手で差が出るかもしれません。
なお、両側タイプや複数のスプーンが束ねられたタイプは、収納に困らないというメリットもあります。
計量スプーンは大さじ・小さじの2サイズが基本ですが、「もっと少ない分量を計りたい!」ということもあるはず。
そうした際に便利なのが、小さじ2分の1サイズ(2.5グラム)や、4分の1サイズ(1.25サイズ)の計量スプーンです。
1グラム単位まできっちりと計りたいという方は、大さじ、小さじ以外の計量スプーンも所有しておくと良いでしょう。
「金物の町」で知られる新潟県の燕三条エリアで製造されている、大さじと小さじの一体型計量スプーン。厚さ1.5ミリのステンレス製で、業務用でも耐えられる頑丈な作りとなっています。
この、5cc/15ccの両側タイプに加え、0.1ccから30ccまでの全13種もバリエーションがあり、きっとお気に入りの計量スプーンが見つかるはずです。5cc/15cc両側タイプの実勢価格は1000円前後です。
大さじ、小さじ、小さじ2分の1の計量スプーンが3本セットになった商品。すべてステンレス製で、バラバラにならないようリングが付いています。
価格は400円前後と、コストパフォーマンスに優れているため、初めて計量スプーンを購入する方にはおすすめの一品といえそうです。
こちらはなんと10本組の計量スプーン&計量カップです。計量スプーンは1.25ml、2.5ml、5ml、7.5ml、15mlの5種類、計量カップは30ml、60ml、80ml、125ml、250mlの5種類からなります。
本体はステンレス製で、持ち手の部分はシリコン材料を使用するため、滑りにくくなっています。価格は1960円(税込、以下同)。この一式があれば、計量に困ることはほぼなさそうです。
文字通り、計量スプーンを置いてから、さじに書かれている目盛りに沿って材料を量れるという商品です。
計量可能なサイズは大さじ、大さじ2分の1、小さじ、小さじ2分の1の4種類。本体は樹脂製で、耐熱温度は100度となっています。カラーは、ブラックとレッド。価格は540円です。
一目ですぐに分量を知りたいという方にぴったりな商品がこちら。スプーン型のデジタルはかりです。計量範囲は0.3〜300グラムで、100グラムまでは0.1グラム単位で量れるという優れもの。
大(30ml)、小(15ml)2種類のスプーンが付いており、用途などに応じて取り替えることができます。スプーン部分は食器洗い乾燥機にも対応しているのも嬉しいポイントです。価格は1830円です。
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