アイスコーヒーやビールなど冷えたドリンクを飲むとき、金属製の「タンブラー」があると飲み頃の冷たさが続きます。
中でも人気なのがチタン製のタンブラーです。その選び方と、おすすめの商品をご紹介します。
チタンの特徴は「軽い」「強い」「さびにくい」。例えば、強度に関しては、重さあたりでアルミニウムの約3倍、鉄の約2倍と言われています(出典:日本チタン協会)。そんな金属で作られたタンブラーですから、丈夫で長持ち。高価格の商品も少なくありませんが、一生もと思えば、決して損はないはずです。
チタンタンブラーを使用する最大のメリットは、低熱伝導率であるがゆえに、保冷性や保温性が確保できる点です。加えて、氷を入れてもタンブラーの表面に結露ができないし、中身が熱くても問題なく手で持てるという、非常に便利な容器なのです。
気になる選び方ですが、チタンタンブラーの構造に着目するといいでしょう。
基本的には保冷性や保温性があるものの、より高い効果を求めるのであれば、チタンを2枚重ねた「二重構造」がおすすめです。
「保温・保冷性よりも、できるだけお酒を美味しく飲みたい!」という方は、1枚のチタンをそのままタンブラーに形作った「シングル構造」をおすすめします。
飲み口が薄いため、滑らかな口当たりで飲むことができます。中には1ミリ以下の薄さのタンブラーもあるため、お気に入りの一品をぜひ見つけ出してはいかがでしょうか。
全国有数の金物の街、新潟県燕市にあるホリエは、チタン製品の専門メーカーとして高い技術力を有しています。同社が販売する数々のチタンタンブラーの中で、おすすめしたいのが「チタン二重タンブラー 白樺」です。
保温・保冷効果の高い二重構造でありながら、口が直接触れるフチの部分は薄く加工するといった配慮がなされています。
また、カップの内側には微細な凹凸が施されているため、ビールを注ぐときめ細やか、かつ高密度の泡を作り上げることができます。冷えたビールを美味しく飲むのに最適なタンブラーといえるでしょう。
容量は約350ミリリットル。価格は1万1000円前後です。
ホリエの同じ二重構造タンブラーでも、さらに保冷効果を高めた商品の一つが、この「窯創り」シリーズです。
1055度の窯の中で耐えた証拠の凸凹フォルムが特徴的。機能性については、独自の特殊加工によって長時間氷を溶かさない仕様になっています。
フチの厚みはわずか0.7ミリで、なめらかな口当たりを可能にします。カラーバリエーションも豊富で、グラデーションピンクなど個性的なカラーも。
容量は約350ミリリットル。価格は1万5000円前後です。
「チタンタンブラーはほしいけれど、1万円以上も出せないよ!」という方におすすめしたいのがこちら。アウトドアブランドのスモア(S'more)が販売する「チタンタンブラー」はコスパに優れた製品です。
屋外でも使用することを想定しているため、軽量かつ頑丈な造りとなっているのもポイントです。
デメリットを挙げるとすれば、シングル構造であるため、熱い飲み物を入れた際に、タンブラーの外側も熱くなりやすいことでしょうか。
Amazonでの販売価格は、容量500ミリリットルで4830円です。
燕市に本社を構える高桑金属のチタンタンブラーも、手ごろな価格の製品です。
(出典:Amazon)
容量300ミリリットルで3500円を切りますが、シンプルなデザインと、保冷性の高さにひかれて購入する方の多い、人気アイテムとなっています。
まずはチタン製を試してみたいという、エントリー層にマッチした商品といえそうです。
ホリエ「二重タンブラー 玲/華チタン」は、2個セットのチタンタンブラー。自分用だけではなく、贈答用としても人気の一品です。
カラフルなデザインが目を引きますが、ホリエではチタン表面の透明な酸化膜の厚みをナノ単位で調整、鮮やかな色になるよう加工を施しています。チタンは虹や蝶と同じ原理で発色しますが、同社の技術力がさらに見栄えの良さを演出しているのです。
容量は250ミリリットル。価格は1万1000円前後です。
ショッピングサイトではどんなタンブラーが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみてください。
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