“メタルラック”の呼称でおなじみの「スチールラック」「ワイヤーシェルフ」は、棚板の高さを自在に調節できる金属製の収納家具です。
棚や支柱などのパーツを組み替えることで、さまざまなサイズの物を収納できるのが魅力。今回はスチールラックの便利さや、購入する上での注意点などをご紹介します。
「メタルラック」という名称はアイリスオーヤマが持つ商標のため、こういった金属製のパイプを使った棚は「スチールラック」や「ワイヤーシェルフ」、「メタル製ラック」などと呼ばれます。
スチールラックは本棚としてはもちろん、パソコンラックやテレビ台、ワードローブ、食器棚などさまざまな使い方ができます。棚板やポール(支柱)などのパーツを組み替えて、本棚に使っていたラックをテレビ台にしてしまう……といったことも。
小物を入れるバスケットやフックなどの使えるパーツが100円ショップなどでも入手でき、自分だけのカスタマイズも楽しみの一つです。
各社から販売されているスチールラックは、例えばポールの口径(太さ)が25mm/19mm/12.7mmとほぼ共通で、サイズが合えばメーカーが違ってもある程度共通で利用可能です。
ただし、頻繁にパーツ構成を変えたり、拡張することを考えているのであれば、同じメーカーやブランドで統一するのが安心。廉価版のノーブランド品などは、耐久性に難がある場合もあります。
またポールの長さを変更するネジや、アジャスター・キャスターは基本的に互換性がありません。そのため豊富なオプションパーツが用意されている大手メーカー・ブランドの製品を選んだほうが無難と言えるでしょう。
スチールラックを選ぶ際のポイントは何といってもサイズです。設置する場所、収納する物の大きさなどを十分に考慮して選びましょう。
耐荷重量も必ずチェックしておく必要があります。重めの物を収納するのであれば、必ずポール径の最も太い(25mmなど)製品を選んでください。
キャスター付きの物を選ぶかどうかも大きなポイントです。特に重いものを収納する場合には、どうしてもキャスターが壊れてしまうことが多くなります。
頻繁に移動するのでなければ、しっかり固定できるアジャスターをおすすめします。また併せて、床の破損を防ぐ保護パッドのようなものを用意するのがいいでしょう。
アイリスオーヤマ「メタルラック」シリーズの中でも、こちらの製品はポール径25mmのガッチリしたモデルで、棚板1枚あたりの耐荷重は約125kgと大抵の物は収納できるラックです。
サビや腐食を防ぐニッケルメッキの厚さが、一般的な製品と比べ約3倍とされており、耐久性の面でも心強い製品です。サビに強いので水周りはもちろん、ガレージや野外での使用も可能です。
価格は、120(幅)×178.5(高さ)×46(奥行き)cm、棚板5枚(5段)で1万5000円前後。さらに大きいサイズも用意されています。
ドウシシャ「ルミナス」ブランドの「ブラックニッケル」シリーズは、ニッケルメッキ仕上げで深みのあるグレーカラーを採用。一般的なシルバーカラーよりもインテリアに馴染みやすくスタイリッシュなラックです。
「BN5160-3」はテレビ台などに向くサイズで、ポール径19mm、59.5(幅)×34.5(奥行き)×51(高さ)cmの3段フリーラック。移動に便利なキャスターと、安定感のあるアジャスターの2種を同梱し、用途に合わせて選べます。キャスターはストッパー付きなのもうれしいポイントです。
価格は4580円(税込、以下同)。こちらもサイズ展開が豊富で、異なる幅や高さ、棚板も3段〜5段までのバリエーションが用意されています。
スチールラックのほか、カートや作業台なども手掛けるエレクター製の個人向け製品が「ホームエレクター」シリーズ。業務用途には「スーパーエレクター」というブランドで展開していますが、互換性はないので注意しましょう。
こちらの「H1218VTT」はデスク脇など、家の中のわずかな空間を有効活用できるタワータイプのワゴン。四方の“こぼれ止め”が落下を防ぎます。取り出しに便利なキャスター付きです。
サイズは45(幅)×108.3(高さ)×30(奥行き)cm。直販価格は1万9580円です。このほかにも、カラーやサイズをオーダーできます。
ショッピングサイトではどんなスチールラックが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみましょう。
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