周りの明かりや騒音で、なかなか寝付けないときもありますよね。そんなときは、「アイマスク」や「耳栓」などの睡眠グッズを使ってみるのはいかがでしょうか?
アイマスクで周囲の光を遮断し、耳栓を着けて静かな状態を作ることで、いつもより眠りにつきやすくなるかもしれません。就寝時の利用はもちろん、会社での休憩時間、電車や飛行機などの移動時間に、仮眠をとるときにも活躍します。
自分に合うグッズを手に入れて、睡眠の質を向上させましょう。
快眠のためには、光をできる限り遮る必要があります。そのため、アイマスクを選ぶ際は、まず遮光性を確認しましょう。そこで重要になるのが、アイマスクのフィット感です。
顔にしっかりフィットしないアイマスクだと、隙間から光が入ってしまい、眠りの妨げになる可能性があります。立体構造のアイマスクなら、目元や鼻のラインにフィットし、光の侵入を防いでくれるので、おすすめです。
あるいは、鼻から額付近まで覆える大きめのアイマスクでも良いかもしれません。目元に空間が設けられていたり、ストラップの長さが調整できたりすると、装着時の圧迫感が軽減されるので、その点もチェックしてみてくださいね。
また、使用時に内側が蒸れてしまうと、良質な睡眠をとることが難しくなるため、通気性について確認することも大切です。遮光性と通気性に優れたアイマスクを選びましょう。
基本的に、寝るときは「40dB(デシベル)」以下の静かな環境で、眠ることが望ましいとされています。外の音や家族のいびきで、40dB以上の騒音レベルになっている場合は、耳栓を使って音を低減させてみましょう。
耳栓を選ぶ際は、40dB以下を実現できる遮音性を備えているのか確認する必要があります。そこで注目してほしいのが、「NRR」や「SNR」という遮音性を表す指標。
計算方法などの違いから、NRR=SNRにはなりませんが、どちらの場合でも、数値が大きいほど遮音性も高くなります。そのため、騒音が気になる場合は、できる限り上記の数値が大きいモデルを選ぶようにしましょう。
遮音性については、多くの場合「NRR ○○dB」などの形で製品に記載されています。おすすめは、20dB以上の遮音性を備えているモデル。これなら、掃除機の稼働音や酷いいびきの音である60dBの騒音がある場合でも、40dBまで音を抑えることができます。
耳栓はタイプによって、着け心地や遮音性が変わってきます。例えば、スポンジタイプは、収縮性が高く耳穴にフィットしやすいのが特徴。柔らかい素材なので、長時間の使用でも耳に負担がかかりにくくなっています。遮音性に優れており、価格は比較的安めです。
シリコンタイプは、耳穴の入り口に押し当てて、耳穴にふたをするタイプ。他のタイプと比べて遮音性は低めですが、耳の中に入れるわけではないので、装着時の不快感が少ないという特徴があります。汚れを洗い流し、繰り返し使うことも可能です。
イヤフォンタイプは、音楽を聴くイヤフォンに似た形状をしている耳栓。見た目がイヤフォンに似ているので、電車の中など移動中に使用しても、目立たないのがうれしいポイント。
中には、ノイズキャンセリング機能付きで、より効果的に環境音をカットできるものもあるので、そちらもチェックしてみてくださいね。
Dreameggの「立体型アイマスク EP001」は、隙間ができにくい立体構造のアイマスクです。鼻の高さに合わせて調節できるノーズフィットデザインを採用し、鼻周りからの光の侵入を防止します。
目元には空間が設けられており、目元への圧迫感をあまり感じないのが特徴の一つ。ベルトはマジックテープ式で、頭のサイズに合わせて自由にサイズを調節することができます。
素材は低反発で柔らかく、通気性にも優れているため、長時間の使用でも問題ないでしょう。収納袋、カラビナが付属します。販売価格は1300円前後です。
リフランスの「スリープマスクコンフォート」は、目元を温めて、血流改善や疲労回復を促してくれるアイマスク。ゴムひもは伸縮性が高く、頭や顔の大きさに合わせて、自由に長さを調節することができ、締め付け感を軽減できます。
立体構造のアイマスクで、目元や鼻周りにフィットしやすいのが特徴的。目が当たる部分には空間があり、眼球が圧迫されない形状になっています。目元のクッションは柔らかく、優しく包み込まれるような感触です。販売価格は4950円(税込、以下同)です。
ベネクスの「リカバリーウェア アイマスク」は、ベネクスの独自開発素材を使用したアイマスク。クッション性が高く、優しい肌触りが魅力の一つ。
吸汗速乾素材を使用しているので、装着時の蒸れを抑えることが可能です。しっかり顔にフィットさせることができ、伸縮性にも優れているので、ストレスを感じることなく快適に使用できるでしょう。販売価格は3200円前後です。
DKSHジャパンの「サイレンシア レギュラー バリューパック」は、抗菌・抗ウイルス加工が施された耳栓。菌やウイルスを避けて、衛生的に使うことができます。4つの安全性試験をクリアし、SIAAマークも表記されている、安心安全の耳栓です。
遮音値は「NRR 32dB」で、優れた遮音性を備えています。特に高周波ノイズを効果的に遮断することができます。
柔らかいポリウレタン素材を使用しているので、耳への負担を軽減しながら使うことが可能です。10ペア入りで、メーカー希望小売価格は1628円です。
DKSHジャパンの「サイレンシア ソフトシリコン」は、シリコンタイプの耳栓です。シリコンは形が自由に変わるため、利用者それぞれの耳の形に合わせてフィットしやすいのが特徴。透明なので、装着していてもあまり目立ちません。
遮音値は「SNR 25dB」と、ある程度の遮音性があります。防水性も優れており、水泳や入浴、シャワーのときに、耳に水が入らないよう装着するという使い方も可能です。メーカー希望小売価格は770円です。
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