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「iPhone 13」「iPhone 13 Pro」はどこが変わった? 5つのポイントでおさらい【2021年10月版】

» 2021年10月26日 22時24分 公開
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 9月に発売となった「iPhone 13」「iPhone 13 Pro」シリーズは、従来モデルと比べて見た目はさほど変わっていませんが、さまざまな点でアップデートが施されています。

「iPhone 13」シリーズ 「iPhone 13」シリーズ

 iPhone 13/13 ProシリーズはiPhone 12からどう変わったのか。注目しておきたい5つのポイントをピックアップしました。改めて最新モデルならではの特徴をおさらいしていきましょう。

iPhone 13/13 Pro:ノッチは健在 ただし若干小さく

 iPhone 13/13 Proは、ディスプレイ上部の切り込みであるノッチがiPhone 12/12 Proから20%ほど小さくなりました。

小さくなったノッチ 小さくなったノッチ

 多くのAndroidスマートフォンがしずく型やパンチホール型のインカメラを採用し、ノッチよりも目立たないデザインとなっています。そうした中ではまだまだ存在感はありますが、Face IDを備えつつノッチが少しでも縮小したのはうれしい進化です。

iPhone 13/13 Pro:カメラ周りの仕様がさらに強化

 iPhone 13/13 Proシリーズはカメラ周りの仕様がさらに強化されました。

「iPhone 13 Pro」シリーズのカメラ 「iPhone 13 Pro」シリーズのカメラ

 まずセンサーサイズが大きくなり、広角カメラの画素サイズは、iPhone 13/13 miniが1.7マイクロメートル(μm)、iPhone 13 Pro/Pro Maxが1.9μmになったことで、より多くの光を取り込めるようになりました。

 また、センサーシフト光学式手ブレ補正が4モデル全てに採用されたこともトピック。こちらは、2020年モデルでは、最上位の「iPhone 12 Pro Max」にしか搭載されていなかった強力な手ブレ補正です。

 さらに、望遠カメラを搭載する13 Pro/13 Pro Maxでは、その倍率が変わりました。従来の12 Pro/12 Pro Maxはそれぞれ光学2倍、2.5倍相当だったのに対し、13 Pro/13 Pro Maxは共に3倍。より遠くの被写体を収められるようになりました。

iPhone 13/13 Pro:新しい撮影機能が増えた

 カメラに関しては仕様強化だけでなく、新しく3つの撮影機能が追加されたことも注目です。

13 Proシリーズではマクロ撮影が可能に 13 Proシリーズではマクロ撮影が可能に

 1つ目は、トーンや暖かみを撮影前に調整しておき、撮影の度に適用できる「フォトグラフスタイル」。フィルターとは異なり、機械学習を利用して人の肌の色味などに関しては、不自然にならない範囲で調整されることも特徴です。こちらは4モデル共通して利用できます。

 また、動画撮影では「シネマティックモード」も話題です。こちらは、近景または遠景にぼかし加工を施すことで、奥行き感のある表現が可能になるというもの。被写体から被写体へフォーカスを移動させる「プルフォーカス」という表現手法を再現できます。撮影後にフォーカス位置やぼかしの強度を再調整できることもポイントです。こちらも4モデル共通して利用できる機能です。

 そして、13 Proシリーズの2モデルに関しては、最短2cmの距離で撮影できるマクロ撮影に対応しました。小物のディティールや、草木の細部など、これまで視覚的に伝えづらかった情報をピックアップしやすくなるでしょう。マクロ機能は設定不要で、カメラを近づけるだけで有効になり、動画撮影時も利用できます。

iPhone 13/13 Pro:ディスプレイが明るく

 iPhone 13/13 Proシリーズは、通常利用時のディスプレイ輝度が従来モデルよりも向上しました。直射日光下で画面を見るときなどに、以前より少し明るく見えるようになっています。

ProMotion対応のディスプレイは、必要ないときにリフレッシュレートを下げられる ProMotion対応のディスプレイは、必要ないときにリフレッシュレートを下げられる

 具体的には、iPhone 12/12 miniでは625ニトという明るさでしたが、13/13 miniでは800ニトにアップ。またiPhone 12 Proシリーズは800ニトでしたが、13 Proシリーズはさらに明るい1000ニトに向上しました。

 なお、HDRコンテンツ視聴時の最大輝度は4モデルとも1200ニトで、この点はiPhone 12/Proと変わっていません。

 また、13 Proシリーズに関しては、リフレッシュレート(画面の書き換え頻度)が10〜120Hzで変動するProMotionテクノロジーに対応。たとえば、 画面をゆっくりスクロールするような場面でも、文字がぶれずに視認しやすくなりました。

iPhone 13/13 Pro:バッテリー持ちが改善

 iPhone 13/13 Proシリーズでは、iPhone 12/12 Proシリーズと比べて通常使用時のバッテリー持ちが1.5〜2.5時間ほど長くなりました。

「iPhone 13」シリーズのバッテリー動作時間 「iPhone 13」シリーズのバッテリー動作時間(出典:Apple

 あくまで発表された仕様における数値になりますが、動画のストリーミング視聴時の連続視聴時間を比較すると、以下のように伸びています。

  • iPhone 12 mini → iPhone 13 mini:最大10時間 → 最大13時間
  • iPhone 12 → iPhone 13:最大11時間 → 最大15時間
  • iPhone 12 Pro → iPhone 13 Pro:最大11時間 → 最大20時間
  • iPhone 13 Pro Max → iPhone 13 Pro Max:最大12時間 → 最大25時間

 特に13 ProシリーズはProMotionテクノロジー対応のため、動画のfpsに合わせてリフレッシュレートを下げ電力消費量を下げることにつながるようです。

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