ビールの泡は、うまみや香りを閉じ込め、クリーミーな喉越しを生み出してくれる大切な要素。「缶ビール用ビールサーバー」があれば、高速の超音波振動で、お店で出されるような、きめ細かな泡を作り出すことができますよ。
缶ビールにセットし、ボタンを押すだけと、使い方もシンプル。片手で持てるようなコンパクトなものがほとんどなので、お家で使えるのはもちろん、アウトドアシーンでも役立ちます。今回は、そんな缶ビール用ビールサーバーの選び方とおすすめの製品を紹介します。
現在、家庭用に販売されているビールサーバーのほとんどが、超音波式を採用しています。これは超音波でビールを振動させ、微細な泡を作り出す方式のことで、振動数が変わると泡の質にも影響が出ます。
泡持ちに関わる重要なポイントなので、超音波振動数については事前に確認しておきましょう。具体的には、毎秒4万回以上振動するものがおすすめです。これなら、きめ細やかで壊れにくい泡を生成できるでしょう。
缶ビール用ビールサーバーを選ぶ際は、形状にも注目しましょう。主に「ジョッキタイプ」と「瓶ビールタイプ」の2種類があります。ジョッキタイプは、取っ手が付いているもので、まさにジョッキを握るように、安定させた状態で注げるのが特徴です。
瓶ビールタイプは、瓶ビールの上の部分を切り取ったような形をしており、缶ビールに取り付けると、少し上品な見た目になります。贅沢気分を味わいたいときに、ピッタリのタイプです。
缶ビール用ビールサーバーを選ぶ際は、洗いやすさにも注目しましょう。超音波ユニットの取り外しが簡単で、注ぎ口まで丸洗いできるものだと、お手入れがしやすく、衛生的に使い続けることができます。
中には、缶ビールのサイドに取り付けるタイプもあります。このタイプはビールの注ぎ口に触れないため、汚れることがなく、洗浄する手間が掛かりません。
また、ジョッキタイプの場合は、折りたたみができるかチェックしておきましょう。取っ手の部分を折りたためれば、省スペースで収納できますし、キャンプなど外に持ち出して使うときにも便利ですよ。
製品ごとに対応缶が異なりますので、いつも飲んでいるお気に入りの缶ビールで使えるのか、事前に確認しておく必要があります。
一般的な製品なら、250〜500mlの缶ビールに取り付けて使うことができます。基本的には、キリンビール、アサヒビール、サントリービール、サッポロビールなどのメーカーから販売されている日本規格のものに対応しています。
ただし、350mlと500ml以外には付けられないものなど、対応缶の種類が少ないモデルもあります。また、輸入品や海外ブランドの缶ビールが非対応になっていることも多いため、その点にも注意が必要です。
ドウシシャの「ビアサーバー 泡ひげビアー ブラウン」は、瓶ビールタイプのビールサーバーです。缶ビールの上に被せる形で取り付け、ボタンを押して泡を生成します。超音波式を採用しており、簡単には壊れない、長持ちする泡が作れます。
キリン、アサヒ、サッポロ、サントリーなどの日本規格の缶ビールに対応しており、サイズとしては250・350・500mlの缶で利用できます。
使用後は超音波ユニットを外し、ビールが触れた注ぎ口周辺を洗うことが可能です。販売価格は800円前後です。
グリーンハウスの「ワンタッチビールサーバー GH-BEERM-BK」は、毎秒4万回の超音波振動で、クリーミーな泡が作れるビールサーバー。
取っ手なしのコンパクトサイズで、本体の重さは約74gと軽量なので、お家での利用はもちろん、外に持ち出すときにも便利です。注ぎ口は丸洗い可能で、使用後のお手入れも簡単です。
250・330・350・500mlの発泡酒、新ジャンル、ノンアルコールを含む缶ビールに装着できます。動かすには、別売りの単4形乾電池2本を用意する必要があります。販売価格は1998円(税込、以下同)です。
ENERGの「超音波式ハンディビールサーバー」は、ジョッキタイプのビールサーバー。持ち手があるので、しっかり安定させた状態で注ぐことができます。
付属の単4形乾電池3本をセットして、すぐに使い始められます。毎秒4万回の超音波振動により、はじけにくい良質な泡を作り出します。
250・330・350・500mlの缶ビールに装着できます。販売価格は3100円前後です。
タカラトミーアーツの「ビールアワー 極泡 スマート」は、缶ビールのサイドに取り付けるタイプのビールサーバー。本体がビールに触れない作りなので、洗浄不要で使い続けることができます。
キリン、アサヒ、サッポロ、サントリーなどの350・500mlの缶ビールに対応しています。使用後はコンパクトに折りたためるので、リュックやかばんの中に入れて、外へ持ち出すときにもかさばりにくいです。
別売りの単4形乾電池2本で動きます。販売価格は1500円前後です。
グリーンハウスの「ハンディビールサーバー GH-BEERIS-BL」は、ジョッキタイプのビールサーバー。持ち手のボタンを押す形で、毎秒4万回の超音波振動を発生させ、クリーミーな泡を作り出します。
250・330・350・500mlの缶ビールに対応している製品です。超音波ユニットを取り外して、注ぎ口を洗浄できるので、清潔に保てます。
動かすには別売りの単4形乾電池2本が必要になります。販売価格は3300円前後です。
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