お店のような本格的な泡のビールを自宅で楽しめる「家庭用ビールサーバー」。専門店のような滑らかな泡を簡単に再現でき、家飲みやアウトドアなどでのビールの味わいを一層格別のものにしてくれます。
ビール好きなら1つは持っておいても損はない家庭用ビールサーバー。多彩な商品が販売されている中、選び方のポイントとおすすめ商品を紹介します。
居酒屋やビアホールで飲むビールは、炭酸ガスの圧力を使ってビールを注ぐ業務用ビールサーバーのおかげでたっぷりの泡が楽しめます。自宅に業務用サーバーを置くのは難しいものですが、家庭用ビールサーバーはより手軽な仕組みでクリーミーな泡を実現しています。
家庭用ビールサーバーの多くは、缶ビールや瓶ビールをセットし、「超音波」による細かい振動で泡を発生する仕組みを搭載しています。泡は非常にきめ細かな仕上がりになるのが特徴です。
ビールが好きな人なら、泡の具合が味を左右するのはよくご存じではないでしょうか。缶ビールを単にコップに注いでもきれいな泡はなかなかできませんが、家庭用ビールサーバーを使えば手軽にクリーミーな泡とおいしいビールが味わえます。
ビデオ会議による飲み会が話題になるなど、“巣ごもり”需要が続く中、家庭用ビールサーバーも注目されているようです。タカラトミーアーツによると、同社が販売するビールサーバー「ビールアワーシリーズ」は2020年、販売ルートによっては昨年の同時期と比べ売り上げが1.5倍に伸びているとのことです。
さまざまな商品が登場している家庭用ビールサーバーですが、大きくハンディ型とスタンド型の2つに分けられます。
ハンディ型は缶ビールに直に取り付け、手で持ってコップやジョッキに注ぐタイプ。缶に取り付けるだけなので、コンパクトで手軽なのがメリットです。「1人でちょっと1杯」といった時や、アウトドアに持ち出して楽しむのにも向いています。ビールがビールサーバーの本体内を通過して泡になるタイプと、缶に装着するだけでビール自体はサーバー本体に触れないタイプがあります。
スタンド型は、内部に缶ビールや瓶ビールをセットしておき、レバーなどを引くとビールが注がれる据え置きタイプです。ハンディ型と比べ大容量に対応できるものが多く、雰囲気も本格的。家族やパーティーなどで楽しむには最適でしょう。内部に保冷剤をセットしてビールを冷たいまま保てるモデルもあります。
後片付けが大変だと使用頻度が下がってしまいかねないもの。どちらのタイプでも、ビールのセットのしやすさや洗いやすさをチェックしておきましょう。
日用品メーカー、ドウシシャの「ビアサーバー 絹泡」は、缶ビールの上面に装着し、手で注ぐハンディ型の家庭用ビールサーバーです。
毎分4万回の振動を起こす超音波振動板を2つ搭載し、ビールをクリーミーな泡にします。まず7分目までビールを注ぎ、その後スイッチを押してクリーミーな泡を注いで楽しむという使い方。瓶形のデザインがビール気分を盛り上げてくれます。単4形アルカリ乾電池×2本使用。
タカラトミーアーツは、ビールを楽しむグッズ「ビールアワーシリーズ」を2011年から展開しています。「ビールアワー 極泡 スマート」はハンディ型のサーバーです。
缶ビールにセットし、注ぎながら本体のボタンを押すと、超音波が作り出した泡が作られる仕組みです。ビールに本体が触れない構造のため、使用後に洗う手間が省けます。単四形アルカリ乾電池×2本使用。
ハンディ型、スタンド型など多彩なビールサーバーを販売しているグリーンハウス。スタンド型は「思ってたより大きいな」というサイズ感のものが多いですが、このスタンド型ビールサーバーは比較的コンパクトなサイズです。
330〜350ml、500mlの缶ビールに対応。1秒間に4万回(40kHz)の超音波でクリーミーな泡を作り出します。レバーを奥に倒すと泡が、手前に倒すとそのままのビールが注がれるようになっており、理想と言われるビールと泡の比率(7:3)に簡単に仕上げられます。
本体には断熱材が入っており、保冷効果を高めています。注ぎ口は丸洗いが可能。単三形アルカリ乾電池×2本使用。
グリーンハウスの「カクテルビールサーバー」は、ビールやジュースなどを2本セットでき、同時に抽出すればビアカクテルが楽しめるという商品です。
500mlまでの缶飲料とペットボトルに対応。抽出は「右だけ」「両方をブレンド」「左だけ」とスイッチで切り替えられ、両方にビールをセットすれば大容量なビールサーバーとしても利用できますので、ホームパーティーなどにも向いています。
泡は1秒間に4万回(40kHz)の超音波で作る方式。レバーを奥に倒せば泡が、手前に倒せば飲み物がそのまま出る仕組みです。保冷剤とWウォール構造で、内部の飲み物の保冷効果を高めています。単三形アルカリ乾電池×2本を使用。
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