ロードバイクの完成車には基本的にペダルは付いていません。そのため別途購入する必要がありますが、ロードバイクのペダルにはさまざまな製品があり、違いがよく分からないという人も多いかもしれませんね。
ロードバイクのペダルにはフラットペダルとビンディングペダルの2種類があります。一般的に広く使われているフラットペダルに対して、ビンディングペダルは経験者向けの仕様となっています。そこで今回は、ロードバイク初心者におすすめのフラットペダルを紹介します。ペダル選びの参考にしてみてください。
フラットペダルはママチャリをはじめ、広く使われている一般的なペダルです。そのためロードバイク初心者は、なじみのあるフラットペダルから始めるのがおすすめです。フラットペダルを選ぶ際は、グリップ加工、表面積に注目しましょう。
ペダルに足を置いて漕ぐフラットペダルは、しっかりとグリップ加工がされていないと滑りやすくなってしまいます。ペダルの表面に突起が付いているものや、滑りにくい素材が使われているペダルを選びましょう。しっかりとグリップ加工が施されているペダルは、快適で安全に走れます。
ペダルの表面積はある程度広いものだと、しっかりと力を入れて踏み込めます。軽量化のため表面積の小さいペダルもありますが、縦幅が7〜10cm、横幅は10cm以上を目安にすると良さそうです。ただ足の大きさは個人差があるので、自分の足のサイズに合ったものを選びましょう。購入する際はお店で実物を見て、自分の足と合わせてみるのも良いかもしれません。
ペダルの素材はプラスチック、アルミ、ステンレス、カーボンなどがあります。低価格でバリエーションが豊富なのはプラスチックで、1500〜3000円程度で購入可能。街乗りや通勤に向いています。アルミは軽量でスポーティーなペダルが多いため、本格的な走りを求めている初心者におすすめです。ステンレスは少し重くなりますが、サビにくく耐久性が高いのが特徴。カーボンは軽量で耐久性も高いため、長距離のサイクリングをする人におすすめです。高性能な分、価格は一番高価になります。
また、ペダルの側面に反射板(リフレクター)が付いているタイプもあります。夜に乗る機会が多い人は、安全面を考慮して、反射板が付いているペダルを検討してみてはいかがでしょう。
ロードバイクのペダルはさまざまなメーカーの製品がありますが、中でも国内メーカーの「シマノ」や「ミカシマ(MKS)」のペダルが人気です。
シマノは世界最大手の自転車パーツメーカー。高品質な製品と初心者から上級者向けまで、豊富な品ぞろえが魅力です。ミカシマは日本が世界に誇るペダルメーカーで、滑らかな回転と耐久性に優れたペダルを製造しています。スタイリッシュなデザインのペダルが多いのも魅力の1つです。
その他、フラットペダルを扱うブランドは、ゴリックス(GORIX)やロックブロス(ROCKBROS)、台湾の自転車パーツメーカー「タイオガ(TIOGA)」などがあります。性能や素材、使用シーンを考えて、自分に合ったものを見つけましょう。
シマノの「フラットペダル PD-EF202」は、通勤や通学など、街乗りに適しています。
アルミ製の丈夫な作りで表面積も広く、しっかりと力を入れて踏み込めます。安定感のあるペダルなので、ロードバイク初心者や、カジュアルライディングをする人におすすめです。反射板は着脱可能。重さは左右合わせて約512gです。販売価格は4500円前後です。
ミカシマの「フラットペダル ALLWAYS」は、街乗りから舗装されていないような道まで、さまざまなシーンに適しています。
多目的に使えることから「ALLWAYS」と名付けられたフラットペダルは、靴の形状を考慮して、ペダル中心に向かってわずかにへこんでいます。これにより、足に吸いつくような安定性を実現させています。スタイリッシュな見た目も人気の1つです。重さは左右合わせて381g。販売価格は7300円前後です。
ロックブロスの「フラットペダル mtb」は、ペダルの両面に滑り止めピンが付いており、グリップ力に優れています。
縦幅は約10.5cmあるため、しっかりと踏み込めて安定感のあるフラットペダルです。重さは左右合わせて365gと軽量のため、長時間のサイクリングでも疲れにくそうです。販売価格は2700円前後です。
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