「万年筆」は文字に強弱などの表情を付けやすく、長く使っていくうちに使用者の手になじんだ書き味へと変わることから、根強い人気を持つ文房具です。
今回は、"美しいカリグラフィーが楽しめる万年筆"「ハイエースネオクリア カリグラフィー」に引き続き、特殊ペン先の、"簡単に筆文字が書ける万年筆"「ふでDEまんねん」を使ってみました。
パッケージがこちら。さっそく開けてみましょう。
本体のほか、カートリッジインクの黒が2本セットになっています。
ペン先は金色(メッキ)で、刻印が入っており、美しいです。本体のキャップは回して開閉するタイプなので、無理やり押し込んだり引っ張ったりしないように注意しましょう。
どうやらこの独特のペン先に秘密があるようです。
カートリッジインクを装着しました。始めて使う際は、最初のカートリッジインクを少しつまんで、インクを押し出してあげるとよいそうです。インクが同梱されていると買ってすぐに使えるのでうれしいですね。コンバーターにも対応しているので、別売りのコンバーターを購入すればお好みでボトルインクも楽しめます。
「ふでDEまんねん」の特徴は、細字から太字まで1本で書き分けられるという点。ペン先を立てると細い線を、寝かせると太い線が書けます。ちなみに、ペンを持ったところ、重さは見た目よりもかなり軽く感じました。
上から、ペンの角度を垂直にして書いた場合、50度程度にして書いた場合、45度程度にして書いた場合、30度程度にして書いた場合と並べてみました。1本でこれだけ幅広い線が書けるのはすごいと感じます。
形状はペンなので筆などよりも握りやすく、雰囲気のある文字が気軽に書けそうです。ただし、線を書き分けたり、はね・はらいなどを表現するのは意外と難しく、初心者は慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
「ふでDEまんねん」を使って、思いの丈を書いてみました。
以上、セーラー万年筆の「ふでDEまんねん」を使ってみました。Amazonでの販売価格は1200〜2000円前後とリーズナブルながら、作りはとてもしっかりしていました。コンパクトかつ軽量なので、どこにでも気軽に持ち運べるアイテムです。特に年賀状やのし書き、デザインなどに便利なのではないでしょうか。
※商品の情報は購入時点(2022年7月)のものです。店舗によっては販売していない場合があります
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