「日本文具大賞」とは、その年の「機能面」「デザイン面」それぞれで優れた文具製品に送られる賞です。
「日本文具大賞」受賞製品にはその年の注目製品が集まるため、文房具の開発企業にとってもバイヤーにとっても、非常に注目度の高いアワードといえます。今回は、歴代の「日本文具大賞」受賞製品の中から5製品をピックアップして紹介します。
コスモテックの「wemo paper flip board」は、WEB会議で使えるアナログホワイトボードです。2022年の日本文具大賞ではデザイン部門グランプリを受賞しました。
パーソナルサイズなので通話しながらサッと書いて使え、より伝わりやすいやりとりが可能になります。特殊コーティングを施してあり、ホワイトボードに起こりがちな消え残りを改善。付属のペンを使用した場合、96時間後でも消し跡が残らない仕様です。ボードカラーは画面映りを計算しています。
ほぼ日の「ほぼ日のアースボール」は、スマホやタブレットを使って地球の「今」を見ることができる地球儀です。
国境も国名も書かれていない、宇宙から見たままの地球が直径15cmの持ちやすい大きさに。AR技術が使われており、専用アプリをダウンロードしたスマホをかざすと、気になる国の人口・GDP・FIFAランクなどの情報を見られるほか、雲・雨・気温をリアルタイムで表示します。20種類以上のコンテンツが無料で利用できるため、子どもはもちろん、大人も楽しめます。
セキセイの「ラポルタ スマタテペン」は、スマホスタンド、タッチペン、ボールペン、3WAYで使える製品です。
普通に使えばボールペンに、尻軸部分を使えばタッチペンになります。また、へこんだ部分にスマホを置けばスマホスタンドに早変わり。スマホスタンドとしての角度は60度なので、リモート会議や動画の視聴にもぴったりです。組み立ても一切必要ありません。
TRINUSの「花色鉛筆」は削りかすが花びらの形になる色鉛筆です。
色は「桜(さくら)」「紅梅(こうばい)」「蒲公英(たんぽぽ)」「常磐(ときわ)」「桔梗(ききょう)」の5種類。日本の代表的な草花の形を断面に表現しており、削るとまるで本物の花びらのような美しい削りかすが生まれます。つい削るのが楽しみになってしまいますね。5本1セットになっているため、ギフトとしても喜ばれるのではないでしょうか。
プラスの「ローラーケシポン 箱用オープナー」はダンボールの荷解きと個人情報の保護が1本でできるアイテム。「ローラーケシポン」は、宛名や印刷物に押すことで、独自開発の特殊印面パターンが個人情報を隠してくれる商品ですが、「ローラーケシポン 箱用オープナー」は、さらに粘着テープをカットできる刃を本体に内蔵しています。
感熱紙・コート紙に使ってもにじまない新開発インクを使用。また、ローラー式なので、隠したい情報のサイズに合わせて自由に長さを調節できます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.