「日本文具大賞」は、その年の「機能面」「デザイン面」それぞれで優れた文具製品に送られる賞で、文房具の開発企業にとってもバイヤーにとっても、非常に注目度の高いアワードです。
受賞製品には、その機能性とデザイン性につい感心してしまうような製品が集まっているため、歴代の受賞製品を見ているだけで楽しくなってしまいます。そんな中から今回は、セキセイの「ラポルタ スマタテペン」を使ってみました。
セキセイの「ラポルタ スマタテペン」は、2021年のデザイン部門で優秀賞を獲得した製品です。最大の特徴は、スマホスタンド、タッチペン、ボールペンの3WAYで使えること。普通に使えばボールペンに、尻軸部分を使えばタッチペンになり、へこんだ部分にスマホを置けばスマホスタンドに早変わりします。
カラーバリエーションにはブラック、シルバー、ブルー、ライトブルー、グリーン、レッド、オレンジ、ペールピンクがあり、好きな色を選べるのもポイントの1つですね。今回筆者が購入したのはブルーです。
さて、まずはボールペンとして使ってみました。本体を回すことでペン先が繰り出されるタイプです。
新品の場合、ペン先に透明なカバーが付いているため、外してから使いましょう。
かすれず、滑らかな書き心地です。ほどよい太さなので、握りやすさも感じます。
今度はタッチペンとして使ってみました。iPadの操作をしてみたり、文字を入力してみたりしましたが、反応も良く、さくさくと操作できて快適でした。
タッチ部分が大きめのため極度に繊細な操作には向いていませんが、ブラウジングなどにはぴったりだと感じました。特に、手袋をする冬場や、ネイルをしている方にとっては便利そうです。
スマホスタンドとしての使用に関しては、想定していた以上にしっかり使えそうだと思いました。実は使う前は「ぐらぐらしてしまうのでは……」「倒れてしまうのでは……」と不安だったのですが、スマホを置いたところしっかりと受け止めてくれました。むしろ、スマホを置くことで安定するようです。スマホに触れると少し左右に揺れますが、倒れてしまうことはありません。角度もちょうど見やすい角度で、動画などの視聴にぴったりです。
ただ1つ注意点として、厚みのあるカバーを着けているとくぼみに入らないため、使用するたびに取り外す必要があります。
以上、セキセイの「ラポルタ スマタテペン」を使ってみました。1本持っているだけで3WAYの使い方ができるため、持ち物を増やしたくない人におすすめです。値段もリーズナブルなので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。
※商品の情報は購入時点(2022年8月)のものです
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