「スマートウォッチ」は、スマートフォンの通知を確認できたり、電子マネー決済ができたり、健康状態をモニターしたりと、さまざまな機能を搭載しています。
スマートウォッチを選ぶ際に、「フラグシップモデル」という言葉を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。「フラグシップ」の元々の意味は「旗艦」です。転じて、そのブランドを率いるのにふさわしい最も上位の代表的製品をフラグシップモデルと呼びます。
そのブランドの中でも素材や機能が高水準であることが多いため、スマートウォッチ選びで妥協したくない人におすすめです。今回は、スマートウォッチの代表的ブランドからフラグシップに相当する製品をピックアップしました。
9月23日に発売した「Apple Watch Ultra」は、Apple Watchのフラグシップモデルに相当する製品といえるでしょう。同モデルは、シリーズ最大である49mmのケースを採用しています。
ケースはチタニウム製で、軽さ・強さ・耐食性を備えています。高精度なGPS、IPX6Xの防塵性能、100mの耐水性、マイナス20度から55度の動作温度など、過酷な環境でも使える仕様です。バッテリーは通常使用で最大36時間、低電力モードでは最大60時間持続するため、長時間充電できない場合でも安心です。
心拍計の開発で業界をリードしてきたPolar(ポラール)の「Vantage V2」は、ミニマルなデザインに先進的なテクノロジーを備えたマルチスポーツウォッチです。
トレーニング中に使用した消費エネルギーをより詳しく表示する「三大栄養素別消費エネルギー」機能や、体の回復度レベルをチェックし、体の状態に合わせたフィードバックをする「Recovery Pro」機能など、トレーニングに役立つ機能を搭載しています。
また「Polar Precision Primeセンサーフューチャーテクノロジー」を搭載しており、精度の高い心拍数計測が可能です。
GPS、GLONASS、Galileo、QZSS(みちびき)の衛星製システムに対応。アウトドアシーンでも安心の、最大100mの防水性を備えています。本体はスタイリッシュで軽量なアルミニウム製です。
HUAWEI(ファーウェイ)の「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」は、「HUAWEI WATCH GT 3」シリーズのフラグシップモデル。まるで高級腕時計のようなデザインと、素材にこだわったスマートウォッチです。
ケースサイズは46mmと43mmを展開。46mmシリーズは、チタニウムを、43mmシリーズはナノセラミックをケース素材として使用しています。両シリーズとも、ガラスには傷つきにくいサファイアガラスを採用しています。
IP68、5ATM相当の防水性能を備えており、最大30mのフリーダイビングが可能です。ほか、本格的なスポーツモニタリング機能や、健康データのモニタリング機能を搭載しており、ユーザーの健康をサポートします。
GARMIN(ガーミン)のフラグシップモデル「fenix 7」には、健康モニタリング機能やフィットネス機能に加え、地図機能、音楽機能、キャッシュレス決済機能など、生活に役立つさまざまな機能が搭載されています。
本モデルは、米国国防総省MIL規格に準拠した、高い耐熱性、耐衝撃性、耐水性を備えているため、アウトドアシーンでも活躍するでしょう。
「Sapphire Dual Power」モデルの場合はソーラー充電にも対応。小型ディスプレイで女性でも着けやすい「fenix 7S」、ディスプレイサイズが大きめの「fenix 7X」などもラインアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。
Xiaomi(シャオミ)の「Xiaomi Watch S1」は、ビジネスシーンからパーティーシーンまで使えるスマートウォッチです。
326ppiの解像度、60Hzのリフレッシュレートを備えた1.43インチの大型ディスプレイと、耐久性が高いサファイアガラス、316Lステンレススチールを採用。ストラップは、優美な「プレミアムレザーストラップ」と、運動する際に快適な「フッ素ゴムストラップ」2種類付属しており、シーンに応じて使い分けられます。
GPS、BeiDou、GLONASS、Galileo、QZSSの5つの衛星システムに対応しているため、精度の高い測位が可能です。心拍数、血中酸素、睡眠サイクルなどのモニタリングはもちろん、ストレス検出機能や、呼吸エクササイズ機能、健康指標機能も搭載しています。通常使用で12日間持続するバッテリーや、Bluetooth通話機能も魅力です。
フィンランドの精密機器メーカー、SUUNTO(スント)の「SUUNTO 9 PEAK」はミニマルなデザインに、アウトドアシーンでも活躍する性能を備えたスマートウォッチです。
血中酸素レベル、消費カロリー、心拍、速度、距離、方角、高度といった各データを幅広く計測可能です。また、事前に作成したルートマップに従ってナビゲーションする機能も搭載。登山などで活用できそうです。
バッテリーはGPSを使用した状態で25時間、バッテリーモードの1つ「ツアーモード」では最大170時間持続します。
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