デスクワークをしていると、肩や背中、腰の凝りが気になることはありませんか? マッサージや整体に通っている人もいるかもしれませんが、自宅で簡単にできる「筋膜リリース」に注目してみてはいかがでしょうか。
在宅ワークを20年近く続けている筆者自身、肩や首の凝り、腰痛に悩まされていることもあり、いま話題のWAVEWAVEの「Fascial Release Gun」を使っています。今回は、その使い勝手や注意点をレビューします。
本製品は治療を目的としたマッサージ機/マッサージ器、マッサージャー/マッサージガンではありません。 一般家庭用の運動補助器です。また、効果には個人差があります
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
まずは「筋膜」について、簡単におさらいしておきましょう。筋膜は筋肉を包んでいる膜のことです。全身を覆っていて、筋肉を保護するだけではなく、血管や神経、リンパ管を支えて通過させる機能があります(出典:健康長寿ネット「筋膜リリースの効果と方法」)。
でも同じ姿勢を長時間とったり、身体のバランスが崩れてしまったりすると、筋膜が筋肉や皮膚との間で滑らかに動かなくなってしまいます。
そこで筋膜リリースの出番です。筋膜のねじれなどを解消して、正しい筋肉の動きを回復させることができます。もちろん個人差はありますが、筋膜リリースを行うことで身体のバランスが整って、身体が軽く感じられるようになることも。また首や肩、腰の凝りにも効果が期待されることもあり、注目されています。
筆者自身デスクワーク中心の生活なので、肩と首、そして背中の凝りに悩んでいました。また腰痛もあったので、月に3回整骨院に通っています。
「筋膜リリース」という言葉自体はテレビやネットでも紹介されており、話題になっていることは知っていました。そんな筆者が試しに購入してみたのは、WAVEWAVEの「Fascial Release Gun」です。慢性化している肩や首の凝りが少しでも改善されれば……という期待がありました。
WAVEWAVEの「Fascial Release Gun」は、1分間に最大3200回振動するハイパワーと、重さ約360gと軽く扱いやすいのが特徴。さらに4種類のアタッチメントが付いているので、身体のさまざまな部分にアプローチできるのが魅力です。
実際に使ってみると、最初に首の凝りが改善されたように感じました。首を左右に動かすと違和感があったのですが、「Fascial Release Gun」使用後はそれが取れてきたようです。受験生である子供も肩こりが気になるということで使っていますが、肩が軽くなったそうです。ただ「Fascial Release Gun」は医療機器ではないので、治療を目的としたものではありません。効果には個人差があるので、思ったような効果が得られないこともあります。
WAVEWAVEの「Fascial Release Gun」は充電式なので、使う前に専用の充電ケーブルで充電します。充電時間は約3時間で、1回の充電で8日間使用できます。
さっそく、付属の4つのアタッチメントを付けて使用してみました。筆者は、足などの大きな筋肉に使う場合には球型、肩や首には平型を使っています。そして二の腕にはU字型、ピンポイントで筋肉に刺激を与えたい時には円柱型を使っています。
振動数は3段階に変更できます。1段階目は筋肉を軽くほぐし(1分間に1600回転)、2段階目は筋膜をリラックスさせてくれます(1分間に2400回転)。3段階目は深い部分のマッサージが可能です(1分間に3200回転)。最初から振動数を上げてしまうと痛みを感じてしまうこともあるので、1段階から始めるのがおすすめです。
「Fascial Release Gun」の良いところは、コンパクトサイズで持ち運びしやすい点です。筆者は自宅で使うことが多いですが、出張の時には持ち歩き宿泊先で使うこともあります。
また車で外出するときは、助手席で使ってみることも。「マッサージをするぞ」と思って時間を作るのではなく、隙間時間に使うことができるのは、忙しい人にとって大きなメリットではないでしょうか。
筆者が「Fascial Release Gun」を使うようになった理由の1つは、お金と時間の節約です。前述したように月に3回整骨院に通っていましたが、その時間がもったいないと感じることがありました。
そして施術にはお金もかかります。「Fascial Release Gun」なら自宅で隙間時間にできるので、時間の節約につながります。また購入時にはお金がかかりますが、使えば使うほどコスパも良くなってきます。もちろん整骨院との違いはありますが、「節約」という視点で考えてもお得な買い物だったと感じます。
「Fascial Release Gun」は軽量でコンパクトなので使いやすいのですが、自分で使う場合手が届かない場所があります。
特に背中は手が届きにくい場所です。家族など他の人にお願いすることになります。でも背中以外は自分でできるので、身体のほとんどの場所はカバーできると思います。また自分でできるからこそ、痛い場所や心地良い場所も分かります。これが自宅でできる筋膜リリースのメリットの1つでもあるでしょう。
WAVEWAVEの「Fascial Release Gun」の販売価格は1万9800円(税込)です。初期費用としてお金はかかりますが、デスクワークで疲れた身体を手軽にほぐせるのは、仕事の効率化にもつながるでしょう。20年近く在宅ワークをしている筆者おすすめの1アイテムです。
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