デスクワーク中の冷え対策で困っていませんか? エアコンだと上半身は温まっても、なかなか机の下まで温風が行き届かず、足元が冷たいままということもありますよね。
今回は、そんな足元の冷えでお悩みの方にぜひ使って欲しい、「デスクワーク向けの暖房器具」を紹介します。デスクヒーターやホットマット、パネルヒーターなど、省スペースで設置できるものをピックアップしました。
寒い季節でも快適に仕事を進められるよう、暖房器具をそろえて、足元をぽかぽかに温めていきましょう。
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
ももや膝など足の上の方から温めたい場合は、「デスクヒーター」を使ってみるのはいかがでしょうか? デスクヒーターは、マグネット等で机の裏面やキャビネットの側面、机の下の奥面に貼り付けて使う暖房器具です。
約5cm前後の薄いパッドのような形状をしているので、机の下に設置した場合でも、スペースを圧迫することがなく、邪魔に感じにくいのが特徴の1つ。また、好きな場所にペタッと貼り付けるだけという、設置の手軽さも魅力的な部分と言えます。
中には、ふわふわのフリースが付いているものもあります。フリース付きなら、こたつのように温かさを逃がさず、足全体を効率良く温めることができますよ。
ただし、机の素材によって取り付け方法が異なるので注意が必要です。スチールデスクなら、本体のマグネットでピタッと簡単に貼り付けられるのですが、木製の机の場合は両面テープ付きの金具をセットしたり、ネジで固定したりと、事前の準備が必要になります。
靴下を履いていても、足先が冷えてしまうと悩んでいる方もいると思います。その場合は、小型の「ホットマット」を足元に置いてみてください。机の下に設置すれば、床面からじんわりと足を温めることができますよ。
約40(横)×約40(縦)cmくらいのコンパクトなモデルも出ており、このサイズ感なら机の下にも問題なく収まるでしょう。小さいモデルなら、ソファーやイスの座面に敷いて、お尻や腰回りの冷え対策に使うことも可能です。
マット表面がフワフワしているものも多いので、優しい肌触りで安心できますし、より温かさを感じやすくなります。ちなみに、そのときの状態に合わせて温度調節したいという場合は、弱・強などの調節機能が付いているかチェックしておいてくださいね。
足元全体を満遍なく温めたいという場合は、パネルヒーターの設置を検討してみてください。その名の通り、パネルからの放射熱で温めるのが特徴で、1面タイプのものもあれば、3〜5面など複数のパネルが搭載されているものもあります。
デスクワーク中に足元が寒くなる場合は、3〜5面タイプがおすすめです。3面なら前面、右側面、左側面の3方向から足元を温めることができます。床面からの底冷えが気にならず、膝下をやんわりと温められれば良いという場合は、3面タイプで問題ないでしょう。
足先の冷えも解消したいなら、5面タイプを選びましょう。前面、両サイド、上下の5面にパネルが付いており、熱の放出防止用の上のパネル以外は、4枚のパネルのすべてが発熱します。床面も含めて、足元全体を包み込むようにして温めてくれるのです。
使わないときは小さく折りたたむことができ、収納場所に困らないのもうれしいポイントです。ただし、パネルのサイズによっては、机の下に収まらない可能性はあります。パネルを自立させたときに、問題なく収まるのか事前に確認しておきましょう。
テクノスの「人感センサー搭載 遠赤外線デスクヒーター」は、マグネットでデスクの裏面やキャビネットの側面に設置できるデスクヒーター。デスクに取り付ける以外にも、付属の脚パーツを装着することで、パネルヒーターとして床に立てて使うこともできる2WAYタイプです。トイレやキッチンなど、いろいろな場所に設置できます。
木製の机に取り付ける場合は、付属の両面テープや専用金具などのパーツを使用します。ふわふわのフリース付きのモデルなので、ももや膝あたりの温かさをキープすることができます。優しい肌触りで、癒しを感じることもできるでしょう。
また、人を感知して自動的にヒーターのオン・オフを切り替える「人感センサー」も付いており、無駄な運転を減らして消費電力を抑えることも可能です。
トップランドの「コンパクトパネルヒーター SP-PH250WT」は、厚さ約3.6cmのスリムなモデル。マグネットでペタッと机に装着できるのはもちろん、スタンドを立てて床に置くこともできる2WAYタイプのモデルです。
付属の取り付け金具やネジなどを使えば、木製の机に装着することもできます。状況に合わせて、弱・中・強の3段階で温度を調節することも可能です。
取っ手付きなので、持ち運びも簡単。スタンドは折りたたみ式で、約15〜約45度の間で角度を調節できる仕様です。
アイリスオーヤマの「ホットマット HCM-40S-T」は、約40(横)×約40(縦)cmのコンパクトモデル。机の下に無理なく敷けるサイズとなっており、床面から足を温めることができます。
表面はわずかに毛足が立っている滑らかな質感になっており、心地よい肌触りを実現しています。また、気分に合わせて、弱・強の2段階で温度調節することも可能です。
トゥーベストの「パネルヒーター グレー」は、足元を前面、両サイドから温めることができる3面タイプのモデル。弱(約40〜約50度)・中(約50〜約60度)・強(約60〜約70度)の3段階の温度調節に対応しています。
パネルを立てて使用することになりますが、もし45度以上傾いたり、倒れたりしたときは、安全のために電源が自動オフになります。4時間の使用で電源が切れる「自動オフ機能」を搭載しているので、切り忘れによるトラブルも防げます。
展開時は約100(横)×約51(縦)cmになります。使わないときは小さくたたんで、ちょっとした隙間に入れることもでき、収納スペースに困ることはないでしょう。
TOKAIZの「パネルヒーター MAX TPH-001」は、前面、両サイド、上下の5面にパネルが付いているモデル。床面からも足を温めることができ、こたつのように温かさを箱の中に閉じ込めて、足元全体のぽかぽか状態を保つことができます。
弱(約48度)・中(約58度)・強(約68度)の3段階の温度調節機能を搭載。使用中の温度はリアルタイム表示される仕様です。2・4・8時間のうち、設定した時間で電源が切れる「切タイマー機能」も付いています。
45度以上傾いたり、倒れたりしたときは、安全のために電源が自動オフになります。温度センサーによる温度制御機能、3時間自動オフ機能など、各種の安全機能が搭載されています。折りたためば約7cmの薄さになるので、省スペースで収納できます。
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