2022年8月に発売された「Amazfit GTS 4 Mini」。オンラインストアでの販売価格は1万6800円(税込)とお手頃価格ながら、1.65インチの有機ELディスプレイが見やすく、厚さ9.1mmで重さ19gと軽量なボディ、そしてロングバッテリーが魅力のモデルです。
今回は、その「Amazfit GTS 4 Mini」を着けて運動したときの使い勝手を紹介します。ファーストインプレッションについては別記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Fav-Log編集部員として雑誌・書籍や生活家電、キッチン用品などを担当。大学卒業後はテクノロジー関連の専門誌の記者や経済系メディアの記者・編集者として働く一方で、私生活では何とか2児の母をやっています。10年以上クラシックバレエをやりながら、チアダンス部に所属するなど踊り続けてきましたが、いまはチアダンスを習う子供の応援が趣味。また読書も趣味で、好きなジャンルはハードボイルド。大沢在昌作品は見逃しません。愛車はホンダ・フリード。
「Amazfit GTS 4 Mini」のスポーツモードは120種類以上あります。種類が多いので全てを紹介することはできませんが、特に屋内スポーツのメニューが豊富だと感じました。
フィットネスやエアロビクス、筋力トレーニング、ヨガなどの定番のものから、ピラティスやHIIT(高強度インターバルトレーニング)、階段ステッパー、鉄棒、バトル ロープなどあまり見慣れないメニューもあります。左側に運動しているアイコンが表示されるので、運動内容を何となくイメージできます。
ストレッチなどもあるので、毎日のちょっとした運動も計測できるのが良いですね。また屋内スポーツのメニューの中には「自由トレーニング」があるので、迷ったら選択しておけば問題ありません。
屋内スポーツの他には、ランニングやウォーキングなどの屋外スポーツ、スイミング、ダンス、コンバットスポーツ(柔道や空手など)、ボールスポーツ、ウォータースポーツ、ウィンタースポーツ、レジャースポーツ(フラフープやフリスビーなど)、さらにはボードゲーム・カードゲームもあります。その他の項目には、縄跳び、アーチェリー、馬術がありました。
またGTS 4 Miniは、7種類の運動を自動識別することができます。設定方法ですが、ディスプレイの文字盤を上から下にスワイプし、コントロールセンターを表示させます。そこから運動の項目に移動すると、設定画面が出てきます。ウォーキング、ウォーキング(屋内)、ランニング(屋外)、ランニング マシン、サイクリング(屋外)、エリプティカル、ローイング マシンの項目があるので、普段行う運動を選択しておくと便利です。
筆者はウォーキングのみ選択して使っていました。また運動を検出したときにリマインダーを表示するかどうか、検出感度についても設定可能です。ロングバッテリーが魅力のウォッチですが、設定が増えれば増えるほどバッテリーは消費しますので、必要なものだけを設定して使うとよさそうです。
運動中は、知りたい情報をパッと見で確認できた方が良いですよね。GTS 4 Miniは、1画面で知りたい情報が視認性高く表示されていて、非常に使いやすく便利でした。
ウォーキング中は現在時刻、運動時間、距離、心拍数、速度が表示されます。屋内でのフィットネス中は現在時刻、セット時間、現在のセット、心拍数、カロリー消費が表示されていました。
現在時刻と運動時間を1画面で確認できるのが非常に便利です。やはりウォーキング中は速度、フィットネス中はカロリー消費がどれくらいなのか気になるところなので、パッと見で確認できるのがうれしいポイントです。
また、運動アシスタント機能が豊富です。運動内容により補助ツールは異なりますが、運動の目標、運動アラート、自動ラップ、自動一時停止、ケイデンス アシスタント、Virtural Rabbitなどを設定できます。
例えば、自動一時停止機能を有効にすると、運動速度が0になったときに、自動的に運動を一時停止してくれます。速度が特定のしきい値まで上がると運動を再開できるので、休憩時にいちいち設定しなくて済みます。
GTS 4 Miniは5衛星測位システム(GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS)を搭載しているので、スマホを持ち歩いていなくてもルート計測ができます。専用のZeppアプリを開くと、正確なルート情報と速度も確認できます。
運動後すぐにトレーニングの効果や完全回復時間、カロリー消費、平均心拍数などを確認できます。今行った運動が効果的だったのかどうかも、すぐに確認することが可能です。
さらにZeppアプリ上では詳細な運動の記録を見ることができます。心拍数や心拍ゾーンをグラフや表で確認できるので見やすいです。
そしてAmazfitのスマートウォッチ全体にいえることなのですが、健康評価システム「PAI」を毎日確認することが、運動のモチベーション維持につながっていることを再認識しました。
PAIとは、使用者のプロフィールや日常生活のさまざまなアクティビティから健康を評価するシステムで、7日間トータルスコアを100以上に維持できれば、生活習慣病のリスクを軽減できることが実証されています(出典:Amazfit)。
Zeppアプリでは、100スコアを獲得するために、あとどれくらいの運動を行えば良いのか提案してくれます。このような数値を参考にすることで、健康を意識した生活に変えていけるように思います。
有機ELディスプレイがきれいで、運動時に適切な情報を見やすく表示してくれる「GTS 4 Mini」。GPS搭載モデルなのでルートの計測が可能で、測位時間も数秒と速く便利でした。
今回プールモードは使用していませんが、ストロークを認識し水泳速度を包括的に評価してくれるようです。どんな運動のシーンでも活躍すること間違いなしのスマートウォッチといえます。
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