冬が近づき、就寝時やデスクワークのときに寒さを感じることもあると思います。そんなときに便利なのが「電気毛布」。膝や足元、背中などに掛ければ、内部に搭載された電熱線により、体をぽかぽかに温めることができます。
エアコンやヒーター等で部屋全体を暖めるのに比べて、電気代を抑えられるのもメリットの1つです。今回は、そんな電気毛布の選び方とおすすめの製品を紹介します。タイプや素材の質感、機能、洗いやすさなどを見ながら、用途に合うものを探してみましょう。
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
皆さんは、どのような用途で電気毛布を使う予定ですか? お家でくつろいでいるときや、デスクワークのときに暖を取りたいなら、「掛けタイプ」がおすすめです。比較的小さめで、膝掛けとして使ったり、背中を温めたりするのにちょうど良いタイプになります。
寝る前に布団やマットレスを温めておきたいという場合は、「敷くタイプ」が良いでしょう。大人1人が横になれるくらいの縦長サイズが特徴の1つ。寝床を温めるだけでなく、デスクの下など足元に敷いてホットマット代わりに使うこともできます。
ちなみに、寝るときに足先の冷えが気になるという場合は、足元に電熱線が集中する「頭寒足熱ヒーター」搭載のモデルがおすすめです。
また、掛けても敷いても使える「掛け敷きタイプ」という両用のモデルもあります。比較的大きめのサイズで、膝掛けや掛け布団代わりに使ったり、マットレスを温めるのに使ったりと……状況に応じて使い分けられる便利なタイプです。
1枚で複数の用途に対応できるため、コストパフォーマンス的にも優秀です。
電気毛布は肌に直接触れるものなので、触ったときの質感も重要なチェックポイントです。使われている素材によって、肌触りは変化するので、その点も確認しておきましょう。
タオルのようなサラッとした肌触りのものを求めているなら、「マイクロファイバー」の生地を採用したモデルがおすすめです。柔らかい質感でありながら、起毛は少なめであまり肌にまとわりつく感じはありません。また、繊維の間に空気をため込む性質があり、保温性に優れています。
一方、ふんわり感を重視したいなら「フランネル素材」を使ったモデルが良いでしょう。表面が起毛でフワフワしており、温かさを実感しやすくなっています。特にポリエステル100%使用のモデルなら、ごわつき感のない吸い付くような滑らかな質感が味わえます。
電気毛布は、肌に触れるものなので、汗が付いたり臭いが付いたりと……どうしても汚れてしまうもの。そのままだと雑菌が繁殖してしまうので、清潔さを保つには定期的に洗う必要があります。そこで大事になるのが、”洗濯機に対応しているかどうか”という点です。
洗濯機での丸洗いができると、手洗いしかできないモデルと比べて、お手入れがかなり楽になります。ただし、洗濯機で洗える製品でも洗う条件が細かく定められている場合があります。必ず、カタログや取扱説明書などを確認しておいてくださいね。
また、電気毛布を使っているときに怖いのが、長時間の使用や切り忘れなどによる低温やけど。こうしたトラブルを防ぐために、「タイマー機能」の有無も確認しておきましょう。1〜2時間でオフタイマー設定できるものがおすすめです。
ニトリの「洗える電気敷き毛布 NT-40 A2216」は、サイズが約80(幅)×約2(高さ)×約130(奥行き)cmの電気毛布。素材はポリエステル100%で、滑らかな肌触りを実現しています。
布団やマットレスに敷いて、就寝前に温めておくことができます。スライド式温度調節コントローラーが付いており、弱・中・強の温度調節に対応しています。洗濯機対応のモデルなので、お手入れも簡単です。
パナソニックの「電気敷き毛布 DB-UM4LS-C」は、マイクロファイバー素材を採用したモデル。優れた保温性と、サラッとした質感が特徴的です。布団やマットレスに敷いて、温めることができる敷くタイプのモデルです。
「頭寒足熱ヒーター」を搭載しており、胸元はほんのり温かく、冷えやすい足先はしっかりと温めます。コントローラーを使って、8段階で細かく温度調節できます。洗濯機での丸洗いに対応しており、お手入れも簡単です。生地には、抗菌防臭加工が施されています。
コイズミの「USBブランケット KDH-L113U」は、リサ・ラーソンのデザインが印象的な電気毛布。USB給電に対応しているモデルで、パソコンにつないで使うことができ、デスクワーク中の膝掛けとして使うのにピッタリです。
モバイルバッテリーからUSB接続し、アウトドアシーンで体を温めるという使い方も可能です。サイズは約60(幅)×約90(奥行き)cmのコンパクトサイズで、膝や足元、背中などに掛けて使う、掛けタイプのモデルになります。
毛布部分は水洗いに対応しており、清潔さを保つことができます。使用後1時間で電源が切れる自動オフ機能を搭載しており、切り忘れによるトラブルを防ぎます。
山善の「電気毛布 掛け/敷き兼用タイプ YMK-26」は、本体サイズが約130(幅)×約188(奥行き)cmの大きめのモデル。マットレスや床に敷いて使ったり、膝や肩に掛けて使ったりと、さまざまなシーンに対応できます。
ポリエステル100%使用した、軽くてサラッとした肌触りの生地を採用。まとわりつく感触は少なく、重たい毛布が苦手な方でも使いやすくなっています。
コントローラーのつまみで、弱〜強まで無段階で細かく温度調節できます。洗濯機での丸洗いに対応しており、お手入れも簡単です。
ライフジョイの「日本製 洗えるフランネル電気掛け敷き毛布」は、本体サイズが約130(幅)×約188(奥行き)cmの大きめのモデル。敷き毛布としても、掛け布団としても、幅広い用途で使用できます。
フランネル素材を使っており、起毛のあるフワフワした質感が特徴的です。優しい肌触りを求めている方にピッタリのモデルと言えます。スライド式のコントローラーで、弱・中・強の中で温度設定が行えます。
頭寒足熱ヒーターを搭載しており、胸元はふんわりと、足先はしっかりと温めてくれます。洗濯機での丸洗いが可能なので、手軽にお手入れできます。
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