30代男性の「コスパ重視腕時計」選び方＆おすすめ5選 予算2万円台までのセイコーやシチズンなど

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　30代ともなれば、仕事上の人脈や職場での信頼も得られ、相応のポジションに就いておられる方も多いでしょう。

「コスパ重視腕時計」選び方＆おすすめ5選

　この記事ではそんな30代の男性に向けた腕時計として、コストパフォーマンス重視の「2万円台まで」の製品の中から、おすすめのモデルをピックアップして紹介します。

物欲紳士

物欲系ブロガー。理系出身で首都圏在住。「物欲紳士ブログ」にて、ミドル世代メンズの視点から「長く使える愛用品との出会い」をテーマに記事を執筆中。趣味は「良いモノ」集め、カメラと写真、クルマとドライブ、旅行、革細工などのモノ作り。

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（高級ではないが）上質なものを選ぶ

　「30代、信頼、ポジション」などと聞くと、分かりやすい海外の高級ブランド製品をイメージされる方もおられるでしょう。

セイコー「SCDC037」、カシオ「GW-M5610U-1JF」

　しかしそうしたイメージには「売り手側の都合」も含まれており、実際には必ずしもハイブランドの品を身につける必要はありません。その代わりに重要なのは「上質なこと」です。

　ここでいう「上質さ」の定義は、「シンプル」「ベーシック」「端正」の3要素です。余計な装飾や機能にコストをかけず、細部に至るまで吟味されたデザインであること。そんな製品なら、高級品ではなくともあなたの腕元を上品に演出してくれるでしょう。

　以下では、腕時計の主要カテゴリー（ビジネス、ドレス、スポーツウォッチ）の中から、筆者がセレクトした「上質な腕時計」を5本紹介します。

スタンダードなモノの良さ　セイコー「セイコーセレクション SCDC037」

　セイコー「SCDC037」は、セイコーのベーシックコレクションの定番モデル。セイコーが考える「スタンダードな腕時計」の魅力が詰まった1本です。

セイコー「SCDC037」

　立体的で高級感のある文字盤、時刻の視認性に優れた時分秒針の形状。全体的にはビジネス＆正装向きのスタイルですが、シンプルなブレスレット形状や夜光のデザインなどからは、適度にスポーティーな表情も感じ取れます。

　ビジネススタイルのみならず、デニムなどのカジュアルなスタイルにも、上品にマッチします。クォーツ式で、ケース径は約37mm。ケースとブレスレットはステンレス製です。

　お手頃な価格ながら、日本製なのも嬉しいところ。文字盤色（3色）によって型番が異なりますので、お好みの色をセレクトしてください。

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コスパ系ドレスウォッチ　シチズン「シチズンコレクション FRA59-2431」

　スーツなどのドレススタイル向け製品としては、シチズンの「FRA59-2431」をピックアップします。

シチズン「FRA59-2431」（出典：Amazon）

　角型のケースと文字盤に、ローマ数字のインデックス（時指標）。文字盤色はシックなブラックで、針の形状はクラシカルなバトンタイプ。正統派なデザインなので、スーツだけでなく冠婚葬祭などの正装でも活躍できます。

　どことなく「昭和感」のあるコマ構成のブレスレットからも、エレガントな趣きが感じられます。クォーツ式で、ケース幅は約26mm。ケースとブレスレットはステンレス製です。

　クラシカルな雰囲気が魅力の本機ですが、ムーブメントにはシチズンのお家芸とも言える「エコ・ドライブ」を採用。光発電で駆動するため、発電ができる環境で保管すれば、定期的な電池交換要らずで愛用可能です。

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「IT長者も着用のモデル」の最新作！　カシオ「カシオコレクション MDV-107-1A」

　人気のダイバーズウォッチのおすすめとしては、巷ではビル・ゲイツ氏の着用モデルとしても知られる、カシオのスタンダードラインの最新製品をご紹介します。

カシオ「MDV-107-1A1JF」（出典：Amazon）

　「MDV-107-1A」は抜群のコストパフォーマンスを誇りつつ、逆回転防止タイプの回転ベゼル、スクリューバック（ネジ込み式の裏ぶた）、20気圧防水など、アクティビティや日常使用で頼れるフィーチャーを搭載。カシオらしく妥協を感じさせないタフな仕様が魅力です。

　奇をてらった要素が全くない、シンプルな外観が清々しい1本です。クォーツ式で、ケース径は約44mm。ケースはステンレス製、バンドは樹脂製、Web販売限定モデルとなります。

　なお本機は、回転ベゼルの色違いで3つのカラーバリエーションがあります。ビル・ゲイツ氏が着用していたのが、最もベーシックなブラックベゼル仕様（の旧製品）。この他、ベゼル部が赤／青に塗り分けられた通称「ペプシ」と呼ばれるベゼルカラーも、爽やかなカラーリングで人気です！

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ファッション愛好家から熱い支持　タイメックス「ウィークエンダー セントラルパーク T2N654」

　ファッション方面への意識が高い方には、米国ブランド「タイメックス」の人気シリーズ「ウィークエンダー」をおすすめします。

タイメックス「T2N654」（出典：Amazon）

　ウィークエンダーは、同ブランド定番のミリタリー系ライン「キャンパー」を基に、より日常使用向けに仕様変更されたシリーズ。視認性に優れた24時間表記付きのインデックスや素通しタイプのナイロンベルトなどは、ミリタリー由来である「キャンパー」譲りの特徴です。

　一方でシルバー色に処理された艶やかな金属製ケースに加え、ブランドの特色でもある全面発光タイプの文字盤（インディグロ）を採用。普段着によりマッチし、実用性にも優れた仕様です。クォーツ式で、ケース径38mm。ケースは真ちゅう製、ベルトはナイロン製です。

付属のナイロンベルトは、20mm幅の汎用品を交換可能

　ファッション愛好家からの高い支持も、ウィークエンダーのポイントです。付属のナイロンベルトは、幅20mmのものなら工具不要で交換可能。交換用の汎用ベルトはECサイトや時計店はもちろん、（入手に根気が要る場合もありますが）100円ショップでも入手可能です。

　おすすめの楽しみ方は、まず本体は色合わせがしやすい「白またはベージュの文字盤色」を選ぶこと。その上でお好みの汎用ベルトを見つけたら、迷わずに「大人買い」。その日の服装やネクタイの色などに合わせ、ベルトを交換して楽しむのがお洒落です！

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「伝統スタイル」の安定感！　カシオ「G-SHOCK GW-M5610U-1JF」

　屋外での作業やレジャーなどのアクティブ用途に向く製品としては、カシオの定番シリーズである、G-SHOCKのORIGINシリーズから「GW-M5610U-1JF」をピックアップします。

カシオ「GW-M5610U-1JF」

　本機は、G-SHOCKの初代機「DW-5000C」（1983年発売）の外観をトレースしつつ、機能を現代版にアップデートしたモデルです。

　デジタルウォッチは腕時計の中で最もカジュアルなカテゴリーですが、本機のデザインは約40年に渡り愛されてきたもの。それゆえ安定感は抜群で、大人の方も安心して着用できる1本です。クォーツ式で、ケース横幅約43mm。ケース・ベゼルは樹脂製、バンドはウレタン製です。

　機能面では定番の耐衝撃構造やソーラー駆動、電波受信機能（世界6局に対応）に加えてワールドタイム機能が便利。世界各地の時刻帯が本体に内蔵されており、海外滞在時は時刻帯を修正するだけで現地時間を表示可能。治安が良くない場所で「悪目立ち」しない点もポイントで、海外旅行での使用にもピッタリな1台です。

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「シャレた大人」を目指したい！

　この記事では、30代男性向けのコストパフォーマンス重視の腕時計をテーマに、「2万円台まで」でおすすめの製品をご紹介しました。

　最後に述べたいのは、「身につけているモノがどう見えるか」は、結局はそれらを身につける私たち次第だということ。上述したカシオのダイバーズモデルを著名な大富豪が着用したら、それが1万円そこそこの機種だとは（普通は）気がつかないでしょう。使い手の風格・品格次第で「高級ではないモノも『良いモノ』に見える」ようなモノ選びは、現に存在するわけです。

　今回取り上げた製品を身につけたときに、不思議とそれらが高級品にも見えてくる。そんなブランドに頼らない、シャレが効いた着こなしこそが「本当のお洒落」なのかもしれません！

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