気温が高い日が増えてきています。冬物から春物へと移行する時期です。アウターも薄手のものになってくる中、どんなものが良いのか悩むタイミングではないでしょうか。そこでこの記事では、ワークマンの春物アウターを紹介します。
今回は、2022年に大ヒットとなった「トランスフォーム」シリーズの新作「トランスフォームジャケットEX」をレビューします。ちょっと変わった機能が付いたアウターです。販売価格は2500円(税込)です。まずは「トランスフォーム」の意味合いを紹介していきましょう。
ワークマンの「トランスフォーム」シリーズは、ジャケットがショルダーバッグに変身するアイテムで、旅行やアウトドアシーンで活躍します。2022年には8万点も売り上げた大ヒット商品です。
今回紹介するのは、その新作「トランスフォームジャケットEX」。実際にトランスフォームさせてみましょう。背中に大きなファスナーがあるので、これを開けます。
中からベルトが出てきます。長さが変わるので、ショルダーバッグやボディバッグにすることができます。
大きなポケットの中に、ジャケットをたたみながら入れていきます。かなり余裕を持って収納できました。空きスペースがあるので、ここにスマホやペットボトル、財布を入れることができます。
ファスナーを締めれば、少しふっくらとしたバッグになります。A4サイズ対応なので、書類などを入れることも可能です。
「トランスフォームジャケットEX」の素材は、本体がナイロン、メッシュ部分がポリエステル、ベルト部分がポリプロピレンです。
また高いはっ水性があるので、水をはじきます。多少の雨でも対応できるので、梅雨時期にも活躍しそうです。
フードの取り外しはできません。つばが付いているので、雨をしのぎやすくなっています。
ポケットは両サイドにあります。すごく深いわけではありませんが、手首が隠れる程度の深さがあります。また、ポケットの開口部には工夫があります。生地がポケットをふさぐように、二重になっているのです。これのおかげで、ファスナーを使用していなくても、ポケットの中に雨が入らず、ものも落としにくくなっています。
「トランスフォームジャケットEX」を着用してみました。写真は身長155cmの女性がMサイズを着用しています。中にロングTシャツを着ても、ゆったりとしています。注意点としては、「トランスフォームジャケットEX」の色によっては、中の衣類がうっすら透けてしまうこと。
筆者はスモーキーピンクを購入したのですが、内側に濃い色の服を着るとその色が見えてしまいます。例えばボーダーの服の場合、模様が透けてしまいます。「トランスフォームジャケットEX」を着用する場合は、内側の服のデザインにも少し気をつけてみてください。
ウォーキングでも着用したところ、歩くたびにカサカサという音がしました。これはナイロンの素材が擦れるときの音です。
風は通しにくいですが、かといって内側に熱がこもってしまうことはなく、気温が20度の日の日中に着用しても蒸し暑さは感じませんでした。
実は脇下に穴が2つ空いているので、これも風通しに一役買ってくれています。
「トランスフォームジャケットEX」の特徴は、ジャケットがバッグに変身することです。でも、バッグからジャケットにした場合、中に入れていた荷物はどうするの? と思ってしまいますよね。
背中には大きなポケットがあるので、荷物を入れることができます。ただ、500mlのペットボトルや大きな書類になると重さがあるので、ジャケットを着た時に背中が引っ張られてしまいます。歩きにくさも感じるので、もしジャケットとして使用する可能性があるなら、替えのバッグも持っておくと安心です。
ワークマンの「トランスフォームジャケットEX」のカラーは、スモーキーピンクの他にグリーン、ライム、アスター、ベージュがあります。パステル調の色合いが春を感じさせてくれます。夜桜を見に行くときや今後の梅雨時期にも使えるアウターです。
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