メディア

【ポイ活】NISAもOKな「楽天ポイント投資」をやってみた 気になる結果は? 「ポイント運用」との違いなど

» 2023年04月27日 13時30分 公開
[川崎さちえFav-Log]

 「ポイ活」でためたポイントは「使う」のが一般的かもしれません。でも「ポイント運用」や「ポイント投資」を活用して「増やす」こともできます。

フォト 楽天ポイント投資

 これまで楽天やPayPayのポイント運用について紹介してきましたが、今回は「ポイント投資」を紹介します。楽天のポイント投資を実際にやってみたので、その感想や結果をみていきましょう。

川崎 さちえ

川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。

→著者のプロフィールと記事一覧

「ポイント投資」とは? 「ポイント運用」との違い

 「ポイント投資」とは、企業がサービス利用者に付与したポイントを利用し、利用者が株や投資信託などを購入できるサービスのことです。実際に金融商品を買い、売却すると現金で戻ってきます。

フォト 楽天ポイントは「ポイント運用」にも使える

 似たような言葉で「ポイント運用」がありますが、これはポイントを使って運用の疑似体験ができるサービスのことです。実際に金融商品を購入するわけではないので、金融商品の受益権は発生しません。運用で増減したポイントは、引き出して買い物などに利用できます。

 そのため、ポイント投資をするためには証券会社の口座が必要となりますが、ポイント運用の場合は証券口座は不要です。

「楽天ポイント投資」をやってみた:必要なものと制限について

 今回は、「楽天ポイント投資」をやってみました。前述したように、楽天証券の口座が必要となります。また投資をするための「楽天ポイント」や「楽天証券ポイント(楽天証券でためるポイント)」、そして投資する金額によっては証券口座に残高が必要となります。まずはこれらを用意することから始めることになります。

 楽天ポイントに関しては、期間限定ポイントは使用できません。さらに、楽天証券ポイントの利用上限はありませんが、楽天ポイントは利用上限があります。楽天会員のランクによって、ポイント投資に利用できる楽天ポイント数は異なります。

ダイヤモンド会員以外

  • スポット購入の場合(1注文当たり):3万ポイント
  • 1カ月当たりの上限:10万ポイント

ダイヤモンド会員

  • スポット購入の場合(1注文当たり):50万ポイント
  • 1カ月当たりの上限:50万ポイント

 また楽天ポイントで投資ができるのは、以下の4つの金融商品となります。

  • 投資信託
  • 国内株式(現物)
  • 米国株式(現物・円貨)
  • バイナリーオプション

 今回筆者は、投資信託を購入してみました。

「楽天ポイント投資」をやってみた:投資信託への投資方法

 まずは楽天証券を開き、ログインします。今回筆者が投資したのは「世界経済インデックスファンド」です。スポット購入、積立注文の2つの方法がありますが、今回はスポット購入をします。

フォト 楽天証券「世界経済インデックスファンド」

 筆者の利用可能ポイントは2987ポイントですが、この時点で筆者の楽天証券口座の残高が1円なので証券口座に入金をしました。

フォト 楽天証券 投資信託のスポット購入をしてみた

 3月23日時点で、「世界経済インデックスファンド」の基準価額は2万8039円です。今回は、買付金額を1万円に設定し、そのうち楽天ポイントを2000ポイント使うことにしました。

フォト 楽天証券 投資信託のスポット購入をしてみた

 次の画面で、注文内容を確認します。3月24日に申し込んで、約定するのは3月27日です。受渡日は3月31日となっています。取引暗証番号を入力して、「注文」を押せば完了です。

「楽天ポイント投資」をやってみた:楽天ポイントのみの投資も可能

 楽天ポイント投資では、金融商品を楽天ポイントのみでも投資可能です。実際にやってみました(2023年4月12日に注文)。買付金額を1000円に設定し、楽天ポイントを1000ポイント使いました。内容を確認して取引暗証番号を入力した後で「注文」を押せば注文完了となります。

フォト 楽天ポイント投資 楽天ポイントのみで投資してみた

 もし取引を取り消したいと思ったら、「購入・売却履歴」から取り消すことができます。

「楽天ポイント投資」をやってみた:気になる結果は?

 3月27日に約定した投資信託は、平均取得単価が2万8082円になっていました。評価損益はプラス377円です(4月11日時点)。今後、基準価額がどうなるかは分かりませんが、毎月一定の金額を購入していこうと思っています。その際は、楽天ポイントも使いたいと考えていますが、実際に投資するポイントはそのときの保有ポイントによって変えていく予定です。

フォト 楽天ポイント投資 気になる結果は

 また楽天ポイント投資は、個人投資家のための税制優遇制度「NISA」や「つみたてNISA」も利用可能です。非課税制度と楽天ポイントの両方を活用できるのは、とてもお得に感じます。ただ基本的には、ポイント投資で利益が出た場合は課税の対象となります。

 「楽天ポイント投資」は、「楽天ポイント運用」よりも投資先の選択肢が増えます。また楽天ポイントだけではなく現金も使えるので、まとまった金額を投資することができます。

 ポイントを活用することで投資へのハードルは低くなりますが、リスクがあることは忘れないようにしたいですね。元本が保証されるわけではないので、予想以上にポイントや投資した金額が減ってしまう場合もあります。リスクを理解し、自分自身の判断と責任に基づいてポイント投資を行いましょう。

こちらの記事も要チェック!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  1. 今売れている「防犯カメラ」トップ10&おすすめ3選 パンチルト対応、スマホからカメラの向きを遠隔操作できるモデルをピックアップ【2024年月版】
  2. 元アウトドア店員が選ぶ「1万円以下で買える優秀マウンテンパーカー」3選 ガシガシ使える実用性の高いウェア【2024年5月版】
  3. ワークマンの「歩きやすいシューズ」3選 長時間歩くときに履きたい、“快適スニーカー”は要チェック
  4. 「付録がスゴイ雑誌・ムック」5選 ロペの“折りたためるサングラス”がおしゃれ! UVカット機能付きの便利アイテムは要チェック【2024年5月版】
  5. オフィスで使える「レザースニーカー」おすすめ4選 ビジネスシーンで使いやすい黒アッパー、黒ソールのモデルをピックアップ【2024年5月版】
  6. ワークマンの「汗をかいても快適なウェア」3選 汗でべたつかない“1000円台ブラウス”は要チェック【前編】
  7. 登る人と下る人はどちらが優先? 登山で押さえておくべき「暗黙のルール」3選【2024年4月】
  8. 【付録】ナノ・ユニバースの“整理しやすいショルダーバッグ”が登場 ガバッと大きく開いて使いやすい、優秀コラボバッグ
  9. 【付録】ファン必見 かわいい&癒される「トムとジェリー」の“ライト”登場 自動オフタイマー搭載
  10. 今売れている「ペンケース」トップ10&おすすめ 機能性が高く使いやすいものをピックアップ【2024年5月版】