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【ポイ活】PayPayの「ポイント運用」をやってみた 1カ月間継続した結果は? 5つのコースで「PayPayポイント」を運用

» 2023年04月18日 13時00分 公開
[川崎さちえFav-Log]
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 買い物やアンケートなどでポイントをもらう「ポイ活」が、どんどん進化しています。以前はもらったポイントを買い物の支払いに使うのがメインでしたが、今は「ポイント運用」によって増やすことができるようになりました。

フォト PayPayのポイント運用をやってみた

 楽天の「ポイント運用」については以前の記事で紹介しましたが、今回はキャッシュレス決済サービス「PayPay(ペイペイ)」のポイント運用についてです。やり方だけではなく、実際に運用した結果も紹介します。

川崎 さちえ

川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。

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900万人が利用するPayPayのポイント運用 人気の理由は?

 PayPayのポイント運用は、PPSCインベストメントサービスとPayPayが提供しているサービスです。キャッシュレス決済サービスの「PayPay(ペイペイ)」の中にある「ミニアプリ」で運用の疑似体験をすることができます。PayPayが発行する「PayPayポイント」をPPSCインベストメントサービスが提供する独自のポイントに交換することで、運用体験ができます。

フォト PayPayのポイント運用は、約900万人が利用するサービス

 PayPayのポイント運用は2020年4月からサービス提供を開始し、2023年3月には約900万人が利用するサービスとなりました。人気の理由は以下の4つの点だと考えます。

ポイントを使うので運用に対するハードルが低い

 PayPayのポイント運用では「PayPayポイント」を使います。これは買い物の支払いでPayPayを使ったり、キャンペーンに参加したりするともらえるもの。現金を運用に使うわけではないので、リスクや「怖い」という感情が抑えられる傾向にあると思います(もちろん、どんな投資行動にもリスクがあるのは同じです)。

新たな口座開設は不要なので、始めやすい

 PayPayのポイント運用は、口座を開設する必要はありません。現在使用しているPayPayアプリの中にある「ミニアプリ」でスタートできます。スピーディーに始められるのもメリットといえそうです。

1ポイント(1円)からスタートできる

 PayPayのポイント運用の特徴は、少額からでも始められることです。いくらポイントを使うといっても、最初はリスクを考えて抵抗を感じることもあるでしょう。そのような場合でも、1ポイントから運用が可能なので、運用への不安もかなり軽減されそうです。また、ポイントがたまったら追加していくことも可能です。

ポイントの出し入れもスムーズ

 運用中のポイントは、必要なタイミングでいつでも引き出すことが可能です。引き出した後はPayPayポイント残高にチャージされるので、買い物などにも使うことができます。流動性が高いことも、人気の理由の1つでしょう。

必要となるPayPayポイントは、どうやってためる?

 ポイント運用をするには、PayPayポイントが必要になります。PayPayポイントは、普段の買い物やネットショッピングなどの支払いでPayPayを使うことでためることができます。また、「超PayPay祭」など定期的に開催されるキャンペーンに参加することで、普段以上にポイントをためることも可能です(現在「超PayPay祭」は開催されていません)。

 ただし実際にポイントが付与されるまでには、支払いをしてから30日前後かかることもあります。運用をしたいと思ったときに肝心のポイントがない可能性もあるので、付与日は確認してみてください。

フォト PayPayアプリ 「PayPayポイントを使う」をオフにしてポイントをためる

 またPayPayで支払う際に、「PayPayポイントを使う」をオンにしていると、自動的にポイントが支払いに使用されてしまいます。ちょっとしたことですが、ここをオフにしておくとポイントをうっかり使ってしまうことがなくなります。

PayPayポイント運用のやり方を解説

 まずは、ポイント運用をするコースを選びます。PayPayのポイント運用では、5つのコースから選ぶことができます。

長期運用向け「金(ゴールド)コース」

  • 銘柄:SPDR Gold Trust(GLD)

 金で運用するETF(SPDR Gold Trust)の価格に連動するコースです。一般的に株価の下落時に影響を受けづらく、長期運用に向いています。

短期運用向け「テクノロジーコース」

  • 銘柄:INVESCO QQQ TRUST,SERIES 1(QQQ)

 ベンチャー企業向けの株式市場として有名な米ナスダック市場で、最も代表的な100企業に分散して投資するコースです。Apple、Microsoft、Amazon.com、その他通信・流通などの業界の代表企業で構成されています。

長期運用向け「スタンダードコース」

  • 銘柄:SPDR S&P500 ETF

 米国を代表する複数企業に分散して運用するコースです。

短期運用向け「チャレンジコース」

  • 銘柄:DIREXION S&P 500 3X(SPXL)

 米国を代表する複数企業の株価に連動して、3倍上下するコースです。例えば10%上がれば、ポイントは30%プラスになります。ただ下がるときも大きいのが特徴です。

短期運用向け「逆チャレンジコース」

  • 銘柄:Direxion Daily S&P 500 Bear 3X(SPXS)

 米国を代表する複数企業の株価と反対(逆)方向に3倍上下するコースです。株価下落時にリターンが期待できます。

 どのコースにするかは、リスクとリターンのバランスを見ながら決めます。予想以上にポイントが減ってしまう場合もあるため、リスクを理解し、自分自身の判断と責任に基づいてポイント運用を行いましょう。

 今回筆者は、「スタンダードコース」で1000ポイントの運用から始めてみました。開始日は2023年3月5日です。

フォト PayPayアプリ内のミニアプリ「ポイント運用」

 PayPayアプリ内のミニアプリを開き、追加額を入力し「追加する」をタップします。手数料は1%なので、実際運用されるのは990ポイントです。

フォト PayPayアプリ内のミニアプリ「ポイント運用」

 PayPayポイントの追加が完了すると、PayPayの支払い時のように、取引画面が表示されます。

 さらに4月5日、スタンダードコースに200ポイントを追加しました。また同日、「金(ゴールド)コース」に347ポイントを追加しました。中途半端なポイント数だなと思うかもしれませんが、このようなポイント数でも追加可能となっています。

PayPayポイント運用、1カ月やってみて結果は?

 途中でポイントの追加をしながら、ポイント運用を1カ月間継続してみました。結果がどうなったのか気になるところですよね。

フォト PayPayポイント運用 結果は?

 ポイント運用に使ったのは1547ポイント(1547円分)ですが、4月7日の時点では、運用中の残高が1509円、運用益はマイナス38円でマイナス2.46%となりました。

フォト PayPayポイント運用 コースごとの結果

 コースごとに確認すると、「スタンダードコース」はマイナス32円、「金(ゴールド)コース」はマイナス6円となりました。いずれもマイナスで推移しています。

 どちらのコースも長期的に運用することが目的なので、マイナスになったとしても慌てることはないと思っています。PayPayポイントがある程度たまったら、また追加していこうと考えています。

 ポイントをもらったら、買い物の支払いで使うこともできますが、もし余裕があれば「増やす」ことにも目を向けてみてはいかがでしょうか。リスクはありますが、長期的に運用していくことで思った以上に増えるかもしれません。現金を使う投資とは違った感覚で行えるので、運用体験としてスタートするのもよさそうです。

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