メディア

【行ってよかった日本百名山】都心からも行きやすい「谷川岳」の魅力を紹介 お手軽登山で絶景を満喫

» 2023年06月13日 10時12分 公開
[おかだあきほFav-Log]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 日本百名山の1つに数えられる標高1977mの「谷川岳」。群馬県と新潟県の間にあり、都心からも行きやすいスポットながら、360度のパノラマ展望が楽しめます。また、ロープウェイなどを利用できるので初心者にもおすすめです!

 今回は、筆者が「谷川岳」に訪れた際の感想をお伝えします。登ってみたいという人は、ぜひ参考にしてください。

日本百名山・谷川岳 猫耳のような2つのピークを持つ谷川岳

おかだあきほ

おかだあきほ

フリーランスライター兼アウトドアショップスタッフ。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。勤務するアウトドアショップのお客さまから寄せられるお悩みや自身の山体験を生かし、リアルで深い内容を発信! リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。

→著者のプロフィールと記事一覧

谷川岳の特徴

  • 標高:1977m
  • 場所:群馬県利根郡みなかみ町・新潟県南魚沼郡湯沢町
  • 所要時間:登り2時間30分、下り2時間(谷川岳ロープウェイを使った天神尾根コース)
  • アクセス:JR上越線水上駅から「谷川岳ロープウェイ」行きバス約25分(谷川岳ロープウェイ乗り場まで)

短時間で登頂できて見晴らし抜群

 「標高1977m」「日本百名山」というキーワードを聞くと「私にはまだ早い……」と気が引けてしまう人が多いのでは? しかし、谷川岳は心配しなくても大丈夫! 初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。コースは初心者向きからベテラン向きまで複数用意されているので、自分のレベルに合わせて選べます。

 例えば、中腹までロープウェイを使って一気に上る天神尾根コースは、2時間30分ほどで山頂に到着します。途中に鎖場やロープが張られたスポットがありますが、気をつけてゆっくり通過すれば問題なく通れ、登山経験が少ない人でも挑戦できます。

日本百名山・谷川岳 こちらは新潟側の景色。山のグラデーションが美しい

 登った先の景色が何よりのご褒美! パアッと360度に開けていて高度感があり、思わず深呼吸したくなるような開放感に浸れます。緑豊かな手前の山から奥に向かって、うすい青に変わっていくグラデーションがとても美しく、思わず「きれい!」と叫んでしまいました。

 群馬と新潟の県境にあるので、左には新潟の景色、右には群馬の景色というように、1度登っただけで、雰囲気の違う2つの絶景が1度に楽しめるお得なスポットでもあります。

ライターおすすめの登山向けジャケット・登山靴をチェック!

標高が低めなのに、森林限界ならではの魅力が味わえる

 2000mに満たない山ながら、3000m級のようなダイナミックな景色や生態系が見られるのも魅力。その理由は、谷川岳の森林限界(森林の生育が不可能となる境界)が低いためです。一般的な山では森林限界は2500m付近であり、そこまで登ってようやく高い木のない開けた景色や高山植物が見られます。一方谷川岳は、冬に雪が多く厳しい気候のため、森林限界が1500m付近。気軽に行けるのに、日本アルプスのような迫力のある景色が見られるため、「谷川岳に登ってから山にハマった」という人も少なくありません

日本百名山・谷川岳 荒々しい岩肌の様子が近くで見られる

 上の画像は、西黒尾根という、初心者向きの天神尾根の隣にあるスポットからの景色です。ゴツゴツとした岩や、その間に生息する高山植物、登山道の脇に生えるササなど、一般的に1000m前後の低山では見られないような風景を満喫できました。筆者が訪れたのは10月の紅葉時期で、赤や黄に染まる山肌も見応え抜群。夏はシラネアオイやリンドウ、コバイケイソウなどの高山植物が見られるので、お花が好きな人にもおすすめです。

持って行った登山用品はこちら

30日間無料でお試し! 音楽聴き放題!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング