日本を代表するスポーツカーの1つに、マツダ「RX-7」があります。RX-7はロータリーエンジンを搭載した車として有名で、国内だけにとどまらず海外でも根強い人気のある車です。
この記事では、RX-7の最終型であるFD3S型の魅力を紹介します。
大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)
RX-7の歴史は、1978年から始まっています。今回紹介するFD3S型は、初代から数えると3台目。1991〜2003年の12年間に渡って製造・販売されていました。
自動車メーカーの中で唯一ロータリーエンジンを製造し、市販化したのがマツダです。RX-7にはその技術の結晶といえるロータリーエンジンが搭載されています。
ロータリーエンジンは通常のエンジン(レシプロエンジン)と比較すると、コンパクトかつ高出力を実現できるエンジンです。細かい説明は避けますが、レシプロエンジンと比較すると1回転あたりの燃焼回数が2倍となるため、同じ総排気量でも出力が高くなります。そのため、エンジンサイズを小さくしても高い出力を出すことができます。
RX-7の外観デザインは他の車種を圧倒しています。フロント周りを見ていくと、まず目を引くのがヘッドライト。使用していない時はボディ内に格納され、点灯時は展開されるリトラクタブル式を採用。開閉時のアクション、展開時の見た目がかわいらしいデザインです。
このリトラクタブルライトは2023年現在、安全基準の関係で新型車に搭載することができない装備の1つです。古いスポーツカーならではの醍醐味といえるでしょう。
もう1つの外観の特徴は、流れるようなボディラインです。前・横・後ろ、どの角度から見ても美しいです。マツダの現行車種に採用されている「魂動デザイン」に通ずるものがあります。
筆者のおすすめは左後ろから見るボディラインです。
外観のデザインが凝っているRX-7・FD3S型ですが、内装もスポーツカーそのもののデザインとなっています。
エアコンやその他のスイッチが運転席の方を向いており、コックピットのようなレーシーさを演出。グレードによって変わりますが、ホールド性の高いスポーツシートも搭載されているので、まさにスポーツカーと呼べる作りといえます。
FD3Sの生産終了から20年以上が経過していますが、根強い人気がある理由の1つが「カスタマイズ」です。数多くのメーカーやチューニングショップが、エアロパーツやエンジンチューンを手掛けているので、自分好みのRX-7に仕立て上げることができます。
これが熱狂的なRX-7ファンが世界各国に多い背景といえるでしょう。
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