コンパクトカーが欲しくても、個性的でスタイリッシュな車はなかなかないのが実情です。今となっては、コンパクトなクロスオーバーSUVが主流となっていますが、その先駆けともいえるのが日産の「ジューク」です。この記事ではジュークの魅力を紹介します。
大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)
ジュークは、他の車種とは違った個性が際立っています。ボンネットにシュッとした目、バンパーに大型のライトを兼ね備え、一見するとどちらがフロントライトか分からない印象です。ジュークのフロントライトはバンパーに装着されており、ボンネットのものは車幅灯となっています。ボンネットの車幅灯は、運転時に車両感覚を分かりやすくしてくれる特徴も持っています。
サイドのデザインで際立っているのが、リアドアのノブのデザイン。ドアミラー近くに配置することで、2ドアクーペのような印象を与えます。リアビューは丸みを帯びたデザインですが、テールライトがブーメランのような形状でアクセントになっています。コンパクトカーの形状ではありますが、迫力のあるデザインです。
ジュークの車内は外観と同様に個性的なデザインです。シフトレバー周りのパネルが赤やシルバー、黒、白のカラー(グレードによって変動)となっており、まるでバイクのタンクのようなデザインです。メーター周りもバイクのような形状をしており、スポーティな印象を与えています。
ジュークには、1.5LNAと1.6Lターボの2つのエンジンが用意されています。ターボエンジンの方は4WDを選択可能で、さらに日産のスポーツブランド「NISMO」グレードが用意されています。
NISMOグレードは専用のシートやエアロパーツ、コンピュータ制御が施されており、最高出力は200馬力ほど。数値だけを見るとあまりパワーがないように感じられますが、コンパクトカーの中では高出力となっています。また4WD制御「トルクベクトル」により、スムーズなコーナリング性能を発揮します。
ジュークは日本国内では生産終了となっていて、手に入れようとすると中古車しか選択肢がありません。中古車市場には高性能なNISMOをはじめ、個性的にカスタムされた個体まで出品されています。前述したようにインテリアのカラーリングも多様ですので、意外と選択肢が豊富です。コンパクトカーでは満足できないが大きい車はイヤという人におすすめしたい1台です。
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