福島県の会津地方にある、「柳津町(やないづまち)」をご存じでしょうか? 柳津町は、お土産でも親しまれている「赤べこ」の発祥の地といわれています。そんな柳津町では、赤べこの親子に会えるんです。
今回は、そんな柳津町で楽しめる「赤べこ親子を探す旅」を紹介します。この夏は、赤べこに会いに福島県へお出かけしてみませんか。
全国を旅するアウトドアライター。コロナ禍をきっかけに前職を辞め、車中泊で旅をする「バンライフ」を始めました。自分でDIYをしたバンに乗っています。キャンプをしたり、登山をしたりと自然に触れることが好きです。日本を2周した経験を生かしつつ、「車」や「アウトドア」関連のことを記事にします。音響の仕事をしていたので、オーディオ関連の紹介も得意です。
福島県河沼郡(かわぬまぐん)柳津町は、福島県の西部、会津地方の中でも「奥会津」と呼ばれる地域にあります。柳津町は人口3000人ほどで、車なら半日もあれば町を満喫できます。
東京からは車で4〜5時間ほど。新幹線や在来線を乗り継いでもアクセスできますが、柳津町での移動が難しくなるので、JR新幹線郡山駅からレンタカーを使うのがおすすめです。郡山駅からは車で約1時間の場所にあります。
さて、そんな福島県柳津町は、赤べこ発祥の地ともいわれています。赤べことは、赤い牛の張り子人形のことです。首をチョンと押すとゆらゆら揺れる姿がかわいらしく、芸能人ではマツコ・デラックスもそのとりこになっているのだとか。
赤べこの由来は諸説ありますが、その昔、大地震によって倒壊した柳津町の「圓藏寺(えんぞうじ)」を再建する際に、大きな木材を運ぶために現れた赤毛の牛をモチーフにしているそうです。現在では厄除けや、福を運ぶ牛として愛されています。
会津地方では、さまざまなところで赤べこの置物を見かけますが、赤べこの親子に会えるのは柳津町だけです。町の中の代表的なスポットを中心に置かれているので、散策を楽しみながら赤べこ探しができます。
ではさっそく、赤べこの親子を紹介していきましょう。赤べこの親子は、お父さんの「福太郎」、お母さんの「満子」、子供の「あいちゃん」「もうくん」「やなぎまる」の5人家族。やなぎまるは末っ子で、2021年に誕生したばかりの小さな男の子です。
モニュメントは、お父さんとお母さんが一番大きく、やなぎまるが一番小さくなっているので、サイズからも親子らしさを感じ取れます。それぞれ顔も異なるのでよく観察してみましょう。
赤べこの親子は柳津町のどこにいるのでしょうか。せっかくなら、町を実際に散策して探してほしいので、今回は写真を交えてヒントのみをお伝えします。
まずは、父の福太郎。とある広場のような場所で会えるのですが、ヒントは福太郎の後ろにある赤い橋です。柳津町のシンボルといっても過言ではない橋なので、実際に訪れればすぐに橋は分かるでしょう。橋の周辺をぜひ散策してみてください。
次は母の満子。筆者は残念ながら満子に会えませんでした。理由は「そばまで行ける時間が決まっている」からです。写真をよく見ると、何かの敷地内にあるように見えますよね。福太郎から近い“赤べこにゆかりのある場所”にいるので、よく探してみてください。
続いては、息子のもうくんです。お父さんとお母さんより少し小さいサイズですが、それでも十分大きいです。もちろん首も揺れるように作られています。お店の前にいるのがヒントです。父と母からは少し離れた場所にいるので、一度車に戻って町を探してみましょう。
娘のあいちゃんは、柳津観光に行ったら必ず立ち寄りたい場所にいます。もうくんからもすぐなので、まずはあいちゃんから探してもよいでしょう。
最後は赤べこ親子のなかでも一番小さな男の子、やなぎまる。背景を観察すればどこにいるかは分かりやすいです。が、そこからが大変。場所が分かったら、その場所を隅々まで探してみてください。
柳津町で楽しめる赤べこ親子を探す旅。中心に只見川の流れる柳津町は、ゆっくりと時間が流れ、日々の忙しさも忘れさせてくれます。
赤べこの親子は、基本的に国道252号の周辺にいるので、ドライブしながら探してみてください。分からなかったら、まずは道の駅に立ち寄って情報収集するのもよいでしょう。道の駅の隣にある「憩の館ほっとinやないづ」では、赤べこの絵付け体験もできるので、合わせて楽しむのもおすすめです。
柳津町をドライブしながら、ぜひグルメや観光を満喫してみてください。
福島県柳津町へのドライブなど、長距離ドライブにおすすめのアイテムを紹介します。
運転中の首をサポートしてくれるのが、CANLERの「ヘッドレスト」です。前後と上下に調節が可能で、どんな身長にも対応します。背面には、後部座席で使えるスマホホルダーやフックが付いているのも便利です。
Meikasoの「車用クッション」は、正しい姿勢へと導く車用クッションです。長距離ドライブで崩れがちな姿勢をサポートしてくれます。デスクワークなど、運転意外のシーンでも使えます。公式オンラインストアでの販売価格は3689円(税込、以下同)です。
EXGELの「ハグドライブ バッククッション」は、骨盤の角度と脊椎のカーブを正しく保てるように導く車用クッションです。弾力性、柔軟性に優れ、衝撃を吸収し、お尻に集中する圧力を分散します。長距離ドライブで、腰やお尻に疲れを感じやすい人におすすめのアイテムです。
公式オンラインストアでの販売価格は1万5400円です。
「カロッツェリア DCT-WR100D」は、音楽や動画を車内で楽しめる車載用Wi-Fiです。NTTドコモのLTEデータ通信を使用しているため、郊外や山間部でも接続可能なのがうれしい点です。
最大5台同時接続が可能なので、家族で使用できます。本体の希望小売価格は2万7500円。1年契約の料金は1万3200円となっています。
星光産業の「EXEA リアトレイ EB-209」は本革調素材を使用した、後部座席用のテーブルです。ドリンクホルダー付きで、食事がしやすいのが使いやすいポイント。
タブレットやスマートフォンを立てかける溝が付いており、縦・横の両方置きが可能なのも便利です。実売価格は1600円前後です。
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